現在、講談社KISS KCより13巻まで発売され、累計発行部数は300万部を突破するベストセラー・コミックス。また第34回(平成22年度)講談社漫画賞少女部門を受賞、「このマンガがすごい!2011」オンナ編第3位を受賞、その作風を高く評価された。また2010年にはフジテレビ“ノイタミナ”にてテレビアニメ化。スピンオフ作品として「海月姫外伝 BARAKURA~薔薇のある暮らし~」がある。
原作者:東村アキコ
宮崎県出身。99年「ぶ~けDX」にて『フルーツこうもり』でデビュー。10年『海月姫』が講談社漫画賞受賞。現在、『海月姫』『東京タラレバ娘』(以上、講談社「Kiss」)、『メロポンだし!』(講談社「モーニング」)、『かくかくしかじか』(集英社「cocohana」)など多数連載中。
<原作者コメント>
──『海月姫』映画化の感想。
最初に映画化のお話をいただいたときは、「こんなヘンなマンガが映画になって大丈夫なのか?」って心配していたんですけれど、キャストの方々のお名前を聞いて、これは大丈夫かなと。今となっては、すごく幸運な企画に自分の原作を使っていただけて、とてもラッキーだなと思っています。
──キャスティングについて。
ちょっと変わった人たちが出てくるマンガで、女の子はオタクの子ばかりで、お洒落なコはほとんど出ないし。男の子も、女装男子だったり、ちょっと変わった政治家秘書だったり…。独特な人が多いので、最初は心配だったんですけれど。まさかのピッタリの配役で! 本当にびっくりしています。こんなことあるのかなって。能年さんは、決まったと伺ったときには、私自身も嬉しかったんですが、身の周りの能年ちゃんファンの子たちが雄叫びを上げて喜んでいたのを覚えていますね。うちの両親もすごく喜んでいました。蔵之介役の菅田くんは、本当にキレイで、可愛くって…。メイクした姿を初めて見たときは、うちのアシスタント一同、超感動して、本当に奇跡のキャスティングだと思っています。