8月29日はマイケル・ジャクソンの誕生日。2013年はシルクドゥ・ソレイユがマイケル・ジャクソンの「イモータル」公演を行うなど、マイケル・ジャクソンの輝きは亡くなって4年経つ今もなお、失われることはありません。今回は、そんなマイケル・ジャクソンが歌にこめた人類愛を紹介します。
Heal The World
多くのマイケル・ジャクソン好きに「最も好きだ」と言わしめているこの曲は、「世界を癒そう」というメッセージを歌っています。「地球を癒そう」というととても大きなことのようですが、マイケルはこの歌の冒頭で「きみの心のなかには愛にあふれた場所がある。」と歌い、その場所を大切にすることが世界を良くすることに繋がると歌っています。
収録アルバムはこちらからご確認ください。
http://www.sonymusic.co.jp/artist/MichaelJackson/discography/EICP-1055
Black Or White
日本にいると肌の色による差別を意識することは少ないかもしれません。しかし世界を見渡してみると、肌の色や外見で判断し難癖をつけるのは日常茶飯事。肌の色による問題は生活と切って切れない部分にまで及んでいます。この曲が発表された1991年は、人種間の緊張が高まっていた時期。この歌の中でマイケルは、肌の色で判断される人生なんか嫌だと歌います。ただし、ポップな曲調で。「ぼくのガールフレンドと仲良くなりたいなら、きみが白人だろうと黒人だろうと関係ないし、ぼくの兄弟になりたいとしても、きみが白人だろうが黒人だろうが関係ない」と歌うのです。
収録アルバムはこちらからご確認ください。
http://www.sonymusic.co.jp/artist/MichaelJackson/discography/EICP-1411
Man In The Mirror
マイケルが書いた歌詞ではありませんが、この曲は多くのコンサートで最後に歌われていました。マイケルにとっては思い入れの強かった曲だったはずです。
この曲の冒頭でマイケルは、助けが必要な存在を見て見ぬ振りをするのではなく、変化を起こさなくてはならないと歌います。そして、「ぼくは、鏡の中の人と一緒に行動を起こすよ。その人に『行動を変えるんだ』と伝えるんだ。世界を良くしたいと思ったら、自分自身を見つめ、自分を変えなくちゃならない」と何度も呼びかけます。
収録アルバムはこちらからご確認ください。
http://www.sonymusic.co.jp/artist/MichaelJackson/discography/EICP-1545
We are the World
ライオネル・リッチーとマイケル・ジャクソンの歌詞によるこの曲は、ハイチ地震など世界中で何かのチャリティが必要になるときに歌われる曲となりました。この曲が繰り返し訴えているのは、「私たちは1つ。世界をもっと明るくするために、与え合おう。みんなが心を一つにして変化は起こせる」ということ。多くの著名人を巻き込んで発表されたこの曲は、リメイクが繰り返され、世代を超えて愛されています。
収録アルバムはこちらからご確認ください。
http://p.tl/dj_S
もちろん、恋愛の歌も……
マイケル・ジャクソンはもちろん恋愛の歌もたくさん歌っています。Jackson5時代の”I”ll Be There”では「僕は君の側にいるから」と優しい愛を歌い、”The way you make me feel”では「こんなに誰かを愛するなんて初めてなんだ」と熱い愛を歌います。”I just can’t stop loving you”では「愛さずにはいられない」とスイートに歌い上げています。
そんなマイケルの歌は多くの歌手に愛されいます。”I”ll Be There”はマライア・キャリーがカバーし、”The way you make me feel”は2001年のライブでマイケル自身とブリトニー・スピアーズと共演。”I just can’t stop loving you”を三浦大地と青山テルマがカバーするなど、さまざまな歌手が歌い継いでいるのです。
恋愛も、人類愛も等しく大切にしたマイケルジャクソン。彼の誕生日に、マイケルの歌をもう一度聞いてみてはいかがでしょうか。
画像提供=株式会社ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
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