美しい姿で芸能界を彩る杉本彩さん。実は彼女が動物愛護運動に熱心なのを皆さんはご存知でしょうか。そんな杉本彩さんが、日本での化粧品の動物実験を考える「美しさに犠牲はいらない」シンポジウムで、ジャーナリストの生駒芳子さんと「本当の美しさとは」をテーマに対談を行ないました。その対談のなかで杉本さんが語った「永遠の美を手に入れる方法」についてご紹介します。
杉本彩さんの考える『美しさ』とは?
杉本さんは次のように言います。
「多くの人が外見の美について興味を持ち、話題にします。特に若い時には、外見の美ばかりを重視しがちです。しかし、外見の美のみを重視して、動物実験によって多くの動物を犠牲にした化粧品を使ったら、本当に美しくなったと言えるのでしょうか。自分の外見だけが美しくなれば良いのでしょうか。美の本質をはき違えてはいないでしょうか。
年をとれば、外見の美は衰えていきます。つまり『外見の美』は一時のものでしかすぎないのです。しかし、美しさは『外見の美』だけにあるのではありません。ある程度の年齢になると、『内面の美』が滲み出てきます。『内面の美』とは、簡単には目に見えないものへの感受性や、配慮から生まれるもの。こういった内面から溢れる真の美しさは、年をとり、経験を積み、知識を得ることによって増していきます。
『美しさ』を、単に外見の美しさだけを指すものして捉えるのではなく、内面の美しさを含めたものとして捉えていけば、人として永遠の美を手に入れることになると、私は考えています。」
化粧品を少し意識して選び、「永遠の美しさ」を手に入れよう!
実は、杉本彩さんが廃止を訴える化粧品の動物実験は、2013年3月にヨーロッパでは全廃され、動物実験を経て開発された化粧品は販売禁止となりました。それは、「化粧品開発は動物実験を行う正当な理由とはならない」という、多くの欧州市民の固い信念に沿ったものだといいます。
しかし、ヨーロッパで全廃になるほど動物実験の有用性は疑問視されているにもかかわらず、日本では多くの企業が、未だ動物実験を行なって開発した化粧品を発売しています。
自分の使う化粧品が、実験動物の犠牲の上に成り立っていないかを少し意識する。そうすることで、杉本彩さんのいう「永遠の美しさ」に一歩近づいてみてはいかがでしょうか。
編集協力=杉本彩さん(http://www.office-aya.co.jp/)
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
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