先ほど「俗っぽい存在」と書きましたが、実は私はこれがこれからのエシカルファッションのキーワードになっていくと思っています。「これからのエシカルファッション」のとりあえずの目標は、エシカルファッションが一部の人向けのものではなくてメインストリーム(服を買う際の主な選択肢のひとつ)になること。
今までのエシカルファッションは、「社会貢献しよう!いいことしよう!人の役に立ちたい!みんな、フォローミー☆」っぽいノリが多かったのではないでしょうか? もちろんそうでないところもありますが、こういうキラキラしたノリには私はなかなかついていけませんでした。なぜか、「ガラじゃない」と思ってしまうんです・・・。逆に、ファッションのメインストリームで使われる語彙と言えば「モテる」「可愛く見える」「谷間を捏造」(笑)「コスパ(コスト対パフォーマンス)良し」「エロかっこ良く」等、自分本位の俗っぽい言葉ばかり。私はここが、エシカルファッションがメインストリームに食い込む突破口になると考えています。
ethicaにもインタビューをして頂きましたが、正直最初にインタビューの依頼を受けたときは「あぁ、また同じようなウェブマガジンができるのかな」と思いました(ごめんなさい!)。でもethicaライターのFelixSayakaさんと話すうち、このいい意味で「自分本位」のエシカルに対する姿勢がINHEELSと重なるな、と思いインタビューを快諾、公式ブロガーにまでなってしまいました。笑
これからもリアルなエシカルファッション事情や実際に携わるものとしての意見を飾らず、俗っぽさを取り繕わずに書かせて頂きますので、どうぞ宜しくお願い致します!
INHEELS共同代表 岡田有加