炊事
総務省の調査では、家事のうちで一番多くの時間が費やされているとわかったのが炊事。炊事が楽になるとインパクトは大きそうです。アンケートの結果、以下のようなことをやっているという回答が寄せられました。
・ 野菜は皮をむかずによく洗って食べる
野菜を調理する際には下ごしらえが面倒なもの。しかし皮をむかなければ時間短縮になります。食感や見た目が変わる場合があるので、気になるものだけ皮をむくという方法も。皮がごみにならなければ、焼却されるごみの量が減って環境にも好影響!
・ 米のとぎ汁をとっておいて調理中の手洗いや皿洗いに使う
炊事のときには魚を切っては手を洗い、野菜を切っては手を洗い、と頻繁に手を洗いませんか? その結果、冬場などは手が荒れてしまうことも。米のとぎ汁は米ぬかが含まれ、美容効果も期待できるもの。米を洗う際にとぎ汁を大きな鍋などにとっておいて、料理中の手洗いに使えば、水の出し止めをする手間も省けるし、手荒れにも効果的。節水にもなります。さらにとぎ汁を皿洗いに使うと、とぎ汁が脂肪分を少し含むので汚れも落ちやすくて便利です。
・ 残ったポトフをカレーにするなど、食材を無駄にしないように使い回して食べる
多くの人が、食材の使い回しを行って、調理を簡単にすませている様子。クックパッドで「リメイク」と検索すると非常に多くのレシピが検索できます。食材を無駄にしないので環境にも優しく、手間も省ける方法です。
・ 圧力鍋を二段にして二品のおかずを一度に作ったり、フライパンで同時に複数のおかずを作ったりと、調理器具の使い方を工夫する
時短料理に便利な圧力鍋を、さらに便利に使っている人もいました。圧力鍋の中に専用の三脚と蒸し籠を入れて蒸し料理を作りながら、下の部分で煮込み料理を作るという方法です。カレーを煮込みながら、蒸し籠で付け合わせの野菜を調理するなど、一度で複数の調理ができます。また、1つのフライパンで一度に目玉焼きとソーセージと野菜ソテーを作るなど、フライパンの使い方を工夫する人も。光熱費も無駄にならず、調理が楽になる方法です。
・ 油汚れがひどい皿や調理器具は洗う前にぼろ布などでぬぐう
もともと捨てるつもりだったようなぼろ布やマスクなどの不敷布を使って、皿をぬぐってから洗う方法です。皿をぬぐうのは手間のようですが、やってみると実は皿洗いが非常に効率的にできるようになることがわかります。細かい食べ残しが排水口に流れないので排水口の掃除も楽になるし、節水にもなり、汚水の量も減らせるので、一石四鳥です。