日本発、世界の食料問題の解決に取り組むNPO法人「TABLE FOR TWO Internatiоnal」(以下TFT)では、国連が定めた10月16日の「世界食料デー」に向けて、「CUP FOR TWOプログラム」と「100万人のいただきます!キャンペーン」の2つの活動を実施します。
機能性飲料の売り上げの一部を寄付
「CUP FOR TWOプログラム」は、TFTの活動に賛同している西友、スマイル(包装資材、食品・酒類、生活雑貨の分野を扱う商社)とともに10月1日から行っているもので、スマイルが管理する西友オリジナルの自動販売機926台で販売するカロリーに配慮した機能性飲料「キリン アミノサプリC」の売り上げのうち、1本につき10円をアジアやアフリカなどの開発途上国の子供たちの給食のために寄付をしようという取り組みです。
先進国の人たちが健康に配慮した飲料を飲むことで、途上国に暮らす子供たちの健康的な生活に寄与することを目的に、自動販売機での飲料の購入を通じて、多くの消費者や従業員に気軽に寄付行為に参加してもらうことを目指しています。
「おにぎり」を通じて世界の食を考える
「100万人のいただきます!キャンペーン」には2つのアクションがあります。
1つは10月16日のランチタイムに全国各地で参加者が、おにぎりを作るか、あるいは購入し、おにぎりを食べるシーンの写真を特設サイトに投稿すると、参加者に代わって協賛企業が写真1枚につき100円をTFTに寄付し、アフリカやアジアの子供たちに温かな給食5食分をプレゼントするというものです。
また、もう1つのアクションは、店舗や社員食堂でTFT寄付付きの商品を購入すると、代金のうち20円が寄付となり、ヘルシーメニューの喫食でのカロリーオフを通じて、同じくアフリカやアジアの子供たちに温かな給食を届けようというものです。
どちらのアクションも10月16日から11月30日まで行われます。
■西友ホームページ内「サステナビリティ・ページ」
http://www.seiyu.co.jp/company/sustainability/
■おにぎり『いただきます!』ソーシャルアクション
http://jp.tablefor2.org/campaign/onigiri/
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)〜
http://www.ethica.jp
記者 清水 一利(しみずかずとし)
1955年千葉県市川市生まれ。明治大学文学部(史学地理学科日本史専攻)を卒業後、1979年、株式会社電通PRセンター(現・株式会社電通パブリックリレーションズ)に入社。クライアント各社のパブリシティ業務、PRイベントの企画・運営などに携わる。1986年、同社退社後、1987年、編集プロダクション・フリークスを主宰。新聞、雑誌(週刊誌・月刊誌)およびPR誌・一般書籍の企画・取材・執筆活動に従事。2012年「フラガール3.11~つながる絆」(講談社)、2013年「SOS!500人を救え~3.11石巻市立病院の5日間」(三一書房)を刊行。