今年2016年は1616年、佐賀県有田町を中心に焼かれる磁器「有田焼」が誕生してちょうど400年に当たる記念の年です。
有田焼は日本で初めて焼かれた磁器で、誕生した当初は、その積み出しが伊万里港からなされていたので、「伊万里」とも呼ばれています。
江戸時代の有田焼の作品は製造時期、様式などによって「初期伊万里様式」、「金襴手様式」、「柿右衛門様式」などに大別され、また、これらとは違う系統の献上用の極上品のみを焼いた作品があり、鍋島藩の御用窯で作られたものを「鍋島様式」、皇室に納められたものを「禁裏様式」と呼んでいます。江戸時代後期になって日本各地で磁器生産が始まるまで、有田は日本国内で唯一、長期にわたって磁器の生産を続けていました。
さらに明治時代になると、有田焼はヨーロッパを中心に盛んに開催された万国博覧会に出品され、大きな名声を得ました。以来、有田焼はその美しさで世界中の人たちを魅了し続けています。
「有田焼誕生400年」を祝う数々の記念事業を実施
有田焼創業400年という記念すべき年を迎え、佐賀県では2月6日~3月21日に有田町で、有田焼で彩るひなまつり「有田雛のやきものまつり」を開催するなど「ARITA EPISPDE 2‐有⽥焼400年新しい時代のはじまり-」をスローガンとしたさまざまな記念事業を予定しています。
また、佐賀県の玄関口ともいえる佐賀空港は空港の愛称をこれまでの「有明佐賀空港」から新たに「九州佐賀国際空港」とし、その使用を1月16日から開始、関東地方からの観光客を呼び込む佐賀旅提案サイト「サガトラ(SAGA TRAVEL)」をオープンし、旅行雑誌などにはない体験取材を主としたPR動画の公開やプレゼントキャンペーンなどのPRキャンペーンを実施します。
これを機会に、まだ佐賀県に行ったことのない人は一度足を運んでみては?
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
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