「Who said ETHICAL is not Sexy?」をテーマに、さまざまな提案を行ってきたエシカルファッションブランドINHEELSでは、2015年2月からウェブ上で連載してきたエッセイ集「午前0時のハイヒール~HONNE no Ethical by Jennifer〜」の書籍化を企画、パルコが運営している購買型クラウドファンディング・サービス「ブースター」でそのプロジェクトが実施されています。
目標額は60万円。目標到達後は4月に出版を実現
この本はジェニファーさんによるエッセイ集のビジュアルを全面リニューアルし、さらにモデル鎌田安里紗さん執筆の特別コンテンツなどを盛り込む予定です。内容はクールなビジュアルと詩的な文章、そして、ともすれば一部の人のものとなっているエシカルファッションの、敷居を下げることを目的に、今までエシカルファッションの文脈であまり語られなかった恋愛や夜遊びなど軽めのテーマを織り交ぜることでリアルな人間の形をしたエシカルを感性的に表現します。
募集期間は2月16日まで。目標金額は60万円で目標額に達した際には2016年4月に出版予定です。
プロジェクトの実施に当たって、ジェニファーさんは、「このプロジェクトの目的は皆さんに『エシカルファッションってなんとなく意識高い系の人が着てる野暮ったい服ってイメージだったけど、意外とイケてるなあ』って感じてもらうこと。どの位COOLなのかって?」とのコメントをくださいました。また、INHEELSでは、服を楽しく着る人に焦点を当てたフリーペーパー「幸服無限」とのコラボエッセイをスタートします。タイトルの「幸服無限」とは「服の幸せは限り無い」という意味。コラボエッセイでは新しい服を買う時、それを着る時、着なくなった服が別の新しい服のおかげで再生する時…、服を通して無限に起こる幸せな場面の数々を語っていく予定です。
応援メッセージ
モデル・エシカルファッションプランナー 鎌田安里紗さん
「INHEELSに出会った衝撃は今でも忘れません。エシカルファッションを掲げながらも背中のざっくりあいたトップスに短い丈のスカート。理念には共感するのに着たい服に出会えない、そんな隠れエシカル消費者にぐさっと刺さるファッショナブルでセクシーなエシカルを提案してくれました。
INHEELSと『午前0時のハイヒール』は私にとって、自分自身の心地よくしあわせな生活と、世界の一員として自然や他の人をなるべく傷つけず生きる責任、そのバランスを上手に取りながら生きるためのヒント。完璧な正しさを訴えかけられるよりも、もやもやしながらもこっちのほうが素敵じゃない?と誘ってくれる存在が、みんなのこころを惹き付けるんじゃないかなぁと思うのです。
そんな「午前0時のハイヒール」の言葉と写真がもっとたくさんの人に届くといいなと、このプロジェクトを応援させてもらっています」
株式会社audu amet 代表取締役社長・チーフデザイナー 鮫島弘子さん
「『彼女が、来期からモデルになってもらうジェニファー』INHEELS岡田さんに彼女を紹介されたとき、私は『あ!』と声をあげた。数年前、出会ったことがあったから。
それはとあるファッションイベントで、有名ブランドの方が自社のエシカルアクションについてスピーチをしていた時。質疑応答の時間でもないのに、若い女性が突然立ち上がり、その矛盾点について次々と疑問を投げた。美しい横顔から繰り出される言葉はどれも辛辣で、でもそれなりにマトを得ているように思えた。登壇者は答えられずにただ憤慨し、来場者は空気を読まない彼女に眉をひそめた。
その後、ジェニファーは実は普段はおだやかな人であることを知った。あの日のあれは他人のそら似だったのではと思うほどに。でもエッセイを読むと、やっぱりあれはジェニファー以外の何者でもないな、と思う。行間から溢れ出す熱い情熱は、あのときの彼女そのものだから。
ファッションに従事する者としてはもちろん、この魅力的な二重人格者に魅せられている一個人としても、このプロジェクトはぜひ実現させたいと願う」
チームメンバーの紹介
INHEELS 岡田有加
INHEELS 共同代表 千葉県銚子市出身、慶応義塾大学卒業。外資系コンサルティングファームにてM&Aコンサルタントとして勤務。退職後渡英、ロンドンにて大手フェアトレードファッションブランドのホールセールエグゼクティブとして勤務しつつ、夜間学校にてファッションデザインを学ぶ。2012年INHEELSを共同代表の大山と共に起業。2012年アシックス33DREAMSエル・オンライン賞、2013年ソーシャルプロダクツアワード受賞。繊研plus及び季刊誌TRUNKにコラム連載中。
「午前0時のハイヒール」プロデューサー 布田尚大
東京都豊島区出身、一橋大学・同大学院修了。2013年INHEELSにプロボノ(本業のスキルを活かして社会貢献活動を行うボランティア)としてジョイン。「意識高い系」以外の人にも伝わる新しいエシカルを広めるために活動。
アートディレクター 松本聖典
千葉県市川市出身 武蔵野美術大学芸術文化学科卒業
デザイナーとしてヴィジュアル構築と撮影を担当
~私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)
http://www.ethica.jp/