ラジオDJとして活動しながら、 株式会社Hearts easeの代表として カフェ経営や 店舗プロデュース、自身のティーブランド「TOCHICA」を立ち上げるなど、多彩な才能を発揮する遠近由美子さん。忙しい毎日をいつも美しく元気よく健康的に過ごしている、そんな遠近さんに、前編では「ラジオDJになるまでの苦悩、それを克服する心の持ち方とライフスタイル」さらに「アメリカ留学」のお話を伺いました。
自分の言葉が反響となってすぐに返ってくるラジオの楽しさ
もともと大学生の頃から雑誌でモデルをやっていました。その雑誌とラジオ局がタイアップする企画があって、それをきっかけに初めてマイクの前に座らせてもらったんです。
それまでやっていた雑誌のモデルのお仕事は、コミュニケーションというよりは一方的でしょう?それに比べてラジオDJというのは、自分が話をしたことに対してリスナーさんの反応が、その場でちゃんと反響としてかえってくるんです。
質問を投げかけると、すぐに大勢の方がメールで返信してくれるんです。こんなにたくさんの人と一度にお話ができるなんて、何て楽しいのだろう!って思いましたね。当時は、お仕事としてやるならラジオDJのほうがモデルよりも長くできるんじゃないかなという甘い考えもありました。実際は「喋る」という誰でもできる事を仕事にする難しさに、後で気づくんですけどね。そしてその時は、ラジオDJとしてやっていくのなら英語をしゃべれたほうがいいかなと思い、学校を卒業してからアメリカに留学したんです。
「もう一度ラジオの仕事がしたい」と必死の売り込み
最初はニューヨークから車で3時間ぐらいのボルティモアの田舎町に行って、そこで1年ほど英語の勉強をしました。その後、ニューヨークのファッションの学校に行こうと思っていたんです。
ところが、たまたまその学校に入る1カ月前に西海岸の友だちのところに遊びに行ったその時に、「私は絶対に東海岸より西海岸のほうがあってる!」と思ってしまい、急遽、ニューヨークからサンディエゴの大学に行き先を変更しました!で、結局そのままサンディエゴに2年くらいいましたから、アメリカには都合3年弱いたことになりますね。
日本に帰ってきて、普通に就職しようかなと思って会社の面接を受けたりもしました。
でも、やっぱり以前やっていたラジオの仕事が楽しかったので、できればもう一度やりたいなと思って、最初の番組を担当していたラジオ局のディレクターのところに売り込みに行ったんです。「海外から戻りましたので、ラジオのお仕事を本気でやりたいんです。」と。
普通3年も離れていたらなかなか復帰なんかできませんよね。だからそのディレクターがいるクラブイベントにしょっちゅう押しかけ、ニコニコ笑いながら「いつお仕事のお話しできます?」と冗談ふうに、でもかなりしつこく真剣に売り込んだんです。諦めない子だなと思われたんじゃないですかね?
ラッキーなことに、深夜番組で使ってもらえることになったんですよ。いわば突撃レポーターのような役回りで、ラジオなのに時には水着を着たり、衣装を作ってダンスのコンテストに出たり、とにかくいろいろなことをやらせてもらいました。当時の私のウリはノリと勢い!とにかく楽しかったですね。
明日もう一回やってダメなら明後日辞めよう
こんな話をすると、私は性格的にアクティブで物怖じしないタイプと思われるかもしれませんが、実はそうでもないんですよね。
結構小さなことも気にするし、人知れずひとり反省会もします。「今日、番組でいったあの一言、どうだったんだろう」とか、家に帰ってからしばらく気にしていることもあります。初回の突撃レポートの時もド緊張のあまり生放送が終わった瞬間に知恵熱が出ちゃってフラフラで帰ったり。
自分なりに考えると、ちょっと無理をしても、元気を装うタイプ、カッコつけたがり屋なのかもしれませんね。時には失敗をして落ち込んだり、悲しい事があったりすることもありますね。でもリスナーさんが求めているのは、元気な私なんだろうなって。それに落ち込んでるDJの話なんて誰も聞きたくないよね?と思うので、なるべく自分が理想とする自分でいたいんです。私はやせ我慢でも笑っているうちに本当に笑えるようになるタイプなんだろうなと思います。
ラジオのお仕事をしてきた中での失敗談は、挙げたらキリがないくらい沢山ありますし、もう辞めようかなと思ったことも何度もあります。
特に最初の数年は毎回、本番が終わるたび思っていたような気もしますね。駆け出しの新人は経験もないのでプロフェッショナルとして完璧な仕事なんて出来ないんですよね。それなのに、できるふりをしてオーディションを受けなくてはいけないし「私はラジオDJです」っていって番組をもらいに行くわけですよ。
でも、「ラジオDJです」といっても、ラジオDJになりたいだけで、実際はまだ「ラジオDJの仕事がこなせる訳ではないんですよね。ただありがたい事に、実力とは別にラッキーでお仕事をいただける時もあります。 でもやっぱり当然、思い描いたように上手にはできないんです。
そういう時、いちばん辛いのは、怒られることよりも、期待外れだったと周りにがっかりされること。そのたびに「自分には向いていないのかな」と考えてしまうのですが、落ち込んだ時にはいつも「本当に辞めたくなったら、明日辞めればいい!」と思っていました。取りあえず、明日もう1回マイクの前に座ってみて、そこでやっぱりダメだったら、明後日辞めよう。そうやって1日1日、目の前にあるお仕事をこなしていったら、今日になっていた、という感じです。
与えられた仕事を経験がなくても期待されている以上にやり遂げられる人というのは本当に才能がある人だと思います。でも、私はそういうタイプではないので、「経験」という名の薄い紙を1枚1枚を積み上げていって、気がついたらあの時できなかったことが今はできるようになっていた、そんな感じです。
仕事の上で影響を受けたという意味では、特にこの人という人はいませんが「ああ、こういう言葉の使い方をすると相手に気持ちが伝わるな」とか、「この人の間の取り方はいいな」とかいろいろな人の好きなところをちょっとずつちょっとずつ真似して、自分の番組でコッソリやってみたり、「自分だけの秘密の課題をクリアする」みたいなことはよくやっていましたよ。
キレイにがんばる、ワタシにコダワリのご褒美!
エシカ: 「いっけん華やかなイメージが多いお仕事ですが、遠近さんのお話をお聞きしていると、いくどの挫折を克服しながら、毎日を一歩ずつ積み上げてこられたのですね。お仕事を頑張ることと健康的で美しくあることとの両立は努力が必要だと思うのですが、アメリカ留学中、現地の方の食事に対する意識はいかがでしたか?」
遠近: 「ニューヨークでは歩きながら野菜やフルーツを食べている人をよく見かけました。特に朝の通勤時です。私のルームメイトも、小さな人参をポリポリ食べながら通学していましたし、『朝に野菜やフルーツ』をというヘルシーな嗜好は日本よりも早い段階から浸透していたと思いますね。『仕事ができる人』=『セルフケアができている人』、『セルフケアができない人』=『仕事ができない人』みたいなことが既に言われていましたからね。エリートビジネスマンは、仕事前にジムに行き、ワゴンショップでフルーツを買い、それをかじりながら颯爽と会社へ行く。そんなイメージがあったので、爽やかにリンゴをかじりながら歩いているニューヨーカーはとても格好良く見えました」
エシカ: 「先ほども遠近さんからお話もあった、ヘルシー趣向にイメージにぴったりの食物繊維やビタミンC、更にはコラーゲンを配合したフルーティーなグミをおやつで用意しております。スタッフの皆さんとご試食いただき、後ほどエシカから皆様にプレゼントキャンペーンのご紹介もありまして、ご感想をお聞かせいただけますか?」
遠近: 「忙しい時ほどこういうフルーティーなグミがあると、持ち運べるフルーツのようで気分転換にもなりますね。仕事の合間のリフレッシュ、次の仕事に行く前に『よし!頑張ろう!』とスイッチを入れる時にピッタリだと思います。甘酸っぱいものを口にすると頑張ろうと思えるので、そういう時に良さそうですね。『果汁たっぷりのピューレ入り』でおいしいですね。
それに『コラーゲン』や『食物繊維』も入っているので、美容や健康を気にされている女性にとっては『美味しい』『キレイ』ダブルで嬉しいですね」(後編につづく)
提供:DOLEグミ・キャンディ