10代の学生からオーバー40’sのミセスまで、女性たちはいつから自分たちを“女子”と呼ぶようになったのでしょうか? 「30歳前後の適齢期信仰にがんじがらめになっている女性」にとって、同じ身の上にある仲間との“女子会”は、出会いがない、恋愛が続かない現状を言い訳しあう場になっているのでは? 恋愛コミックのカリスマ=桜沢エリカ氏だからこそ言える本当にモテるためのヒントが、『脱・女子!』の中にはたくさん詰まっています。この本で、エシカ世代が気になる“私にイイ”を見つけてみませんか――。
自立している女性は、自分の幸せを
自分で決めることができる――
『脱・女子!』全体を通して、描かれているのは、「女子」という言葉が、女性の心の低年齢化に拍車をかけているという危惧です。“弱い私を守って” “かわいいと思って”と願う「女子」が増える一方で、パートナーになる男性は年々弱体化。女子の殻を捨て、自立した自由な女性を目指すことで新しい自分の魅力が発見でき、幸せへの一歩になると桜沢氏は述べています。
「ファッションのことは男の人にわかってもらわなくて結構と思っている <略> ときめきに従うのが素敵な女性のおしゃれ道だと断言したい」(P23)
「結婚か仕事か、その二者選択を瞬時に決定しなければ!と窮屈に考えるからやたら一大事に思えるけど、<略> いっそのこと、“海老フライとパスタどっちにする?”くらい柔軟に考えたほうがいい」(P119)
「お金がないことが、人生を不幸にしているケースはとっても多い <略> いまのうちから貯めておいて、経済的に安心したほうが、本当に好きな人を見つけられる」(P179)
印象的な一説は、どれも男性や世間の目に媚びず、自分の幸せは自分で決めるという強い意志が感じられます。独身だけでなく、ご近所付き合いに悩むママ世代や、いつまでも若く見られたい願望にとりつかれている40代以降の大人の女性にも、世代を超えて通じる「女子的な悩み」を解決するための気づきを与えてくれる一冊です。
具体的で明快なエリカ流のモテ術を読みながら、自分と向き合う大切な時間を過ごして!
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<書籍情報>
『脱・女子! ずっと憧れられる女性の“心のスタイル”』(河出書房新社)
ーーBackstage from “ethica”ーー
かつて編集長をつとめていたゴルフファッション誌「Regina」は、「女子ゴルフ」ブームの火付け役と言われて、私自身もまた「女子トレンド」を作っていた側にいたことを、インタビュー中に改めて実感。「お手本となる憧れの人」を見つけることが“脱女子”のためには大切だと語ったエリカ様。10年後も変わらず、作品もご本人も私の憧れの人である。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp