2012年からシチズンのレディスウオッチブランドとしてヨーロッパやアジアなどグローバルに展開している「CITIZEN L」。今年9月、新たなコレクション「CITIZEN L Ambiluna(シチズン エル アンビリュナ)」を加え、全モデルがついに日本デビュー! デビューに先駆け、ブランドコンセプトと実際の商品をお披露目するイベントが先日、都内で開催されました。
グローバルで展開していたエレガンスウオッチが、満を持して「日本デビュー」
“Beauty is Beauty”(美しいものは美しいマインドから生まれる、内側の美が外側を輝かせる)をコンセプトに、定期的な電池交換がいらない光発電エコ・ドライブの技術力を駆使し、人や社会、地球環境に配慮するエシカルなものづくりと美しいデザインを実現した「CITIZEN L」。アイコンラインとなる「CITIZEN L Ambiluna」は、西陣テキスタイルのテキスタイルと漆玉を最新技術で現代的にアレンジし、「時を“見る”のではなく感じる時計」というコンセプトを、進化し続ける日本の伝統工芸の技とあえて曇らせたサファイアガラスで表現しています。
デビューイベントの会場は、東京・表参道にある「CITIZEN DESIGN STUDIO」。照明を落とした階段を上った先に広がる光あふれる空間。そこには300本もの真っ白なカラーの花が咲き誇り、ゲストを誘(いざな)います。
「花(カラー)の中を自分の好きな道を見つけながら進み、時計のディスプレイにたどり着くように会場をデザインしました。カラーは、可憐であり、光を一身に受けまっすぐに咲く力強さもある。女性ならではの柔らかい部分と強い意志、その両方をカラーの花で表現しながら、勇気ある選択で自分の正しい道、未来を選び取っていくという『CITIZEN L』の世界観を会場全体に描き出したのです」
そう話すのは、「CITIZEN L Ambiluna」のデザインアドバイザーである建築家の藤本壮介さん。薄霧に包まれ柔らかく光る朧月を表現するためにあえて曇らせた文字板のサファイアガラスなど、光の揺らぎやうつろいを表現したデザインは、女性はもちろん、男性の来場者からの反応も上々。「年代や性別、さらには国籍も超え、表面的なものだけでなく、その奥にある普遍的な価値観までしっかりと見据えている人に選んでいただきたいですね」と笑顔を見せました。
洗練されたデザイン、エシカルウオッチというコンセプトは、会場を訪れたゲストにも響いたようです。(後編につづく)
ーーBackstage from “ethica”ーー
優しい光にあふれる会場で、その光を集めて輝く「CITIZEN L Ambiluna」。「年代や性別、国籍を超え、普遍的な価値観を見据える人に選んでほしい」。そう語るデザインアドバイザーを務めた建築家の藤本壮介さんの腕には、時計のバンドに西陣テキスタイルを使ったコレクションが。白いシャツのシンプルファッションに揺らぎのある光が華を添え、とてもステキに着こなしているのが印象的でした。女性はもちろん、男性にもオススメです。
記者:中津 海麻子
慶応義塾大学法学部政治学科卒。朝日新聞契約ライター、編集プロダクションなどを経てフリーランスに。人物インタビュー、食、ワイン、日本酒、本、音楽、アンチエイジングなどの取材記事を、新聞、雑誌、ウェブマガジンに寄稿。主な媒体は、朝日新聞、朝日新聞デジタル&w、週刊朝日、AERAムック、ワイン王国、JALカード会員誌AGORA、「ethica(エシカ)~私によくて、世界にイイ。~ 」など。大のワンコ好き。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
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