株式会社ワールドライブラリーが行っている世界の絵本レンタルプログラム「ワールドライブラリー」が、このほどキッズデザイン協議会が主催する「第10回キッズデザイン賞」を受賞しました。
「ワールドライブラリー」は絵本を通じて、子どもたちに世界を紹介しようという新しい取り組み。子どもたちが集まる空間に世界中の絵本を設置することで、子どもたちと世界を繋ぐ時間を提供する活動です。
厳選した世界の絵本を日本語に翻訳し、定期的に(レギュラープランの場合:月1回)ラインナップを変えて届けると同時に回収、メンテナンスまで行うレンタルプログラムとなっています。
絵本のセレクトは、各国の大使館に協力を仰ぎ、世界中の出版社と直接契約しているため、ワールドライブラリーでしか読めない絵本を届けることができるのが特徴です。
また、レンタルする絵本は、一定期間が経過してレンタル商品としての活用が難しくなった場合、絵本として価値があるものは開発途上国や地域の子どもたちに寄贈する予定です。
「キッズデザイン協議会」は、次世代を担う子どもたちの安全・安心の向上と、健やかな成長発達につながる社会環境の創出のために、経済産業省と有志による企業や団体が業種を超えて集い合うNPOです。
同協議会が主催している「キッズデザイン賞」は「子どもが安全に暮らす」「子どもが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」ための製品・空間・サービスで優れたものを選び、広く社会へ伝えることを目的としています。子どもが使う製品はもちろん、大人・一般向けに開発されたものでも、子どもや子育てへの配慮があれば応募可能です。日用品から住宅、街づくり、ワークショップ、調査研究まで幅広い分野が対象となっています。受賞作品には「キッズデザインマーク」の使用が認められます。
ーーBackstage from “ethica”ーー
小さいうちは絵本の重要性なんてもちろん知らないものですが、大人になると絵本がいかに幼少期の自分の感受性を育てていたのか、特に同じお話を大人になってから読み返すとつくづく思い至ったりしますよね。そうするとオトナとしては、「子どもにたくさん絵本を読んでほしい!」となるわけですが、世界中の絵本を提供できる「ワールドライブラリー」の環境はまさに願ったり叶ったり。ちなみに、日本の絵本だってとても評価が高く、その翻訳がないことを不満に思うファンは世界中にいるみたいですよ。世界のどこかに逆の試みをして、日本を紹介する団体があってもいいものだとつい思ってしまいます。
ペンネーム:M. M.
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp