就職に立ちふさがる「2つの壁」 (株式会社リクルートスタッフィング エンゲージメント推進部 平田朗子部長) ethica(エシカ)編集長対談 前編 提供:リクルートスタッフィング
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就職に立ちふさがる「2つの壁」 (株式会社リクルートスタッフィング エンゲージメント推進部 平田朗子部長)

株式会社リクルートスタッフィング エンゲージメント推進部 平田朗子部長 Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

「キャリアウィンク」はリクルートスタッフィングが2015年11月にスタートした無期雇用派遣です。

その大きな特徴は、リクルートスタッフィングに社員(※)として入社し、キャリアカウンセリングや適性診断を受け、それぞれの適性を見極めた上でリクルートスタッフィングが派遣先を選んでくれることです。※無期雇用派遣スタッフのことを指します。

そのため、第2のキャリアスタートに最適なサービスとなっているので、就職活動がうまく行かずに悩んでいる方にとっては、大いに気になるところでしょう。

そこで、「キャリアウィンク」について、事業責任者である平田朗子部長に、「ethica(エシカ)」編集長の大谷が詳しいお話を伺いました。

女性の多様なライフイベントに沿った働き方を選べる「キャリアウィンク」のサービス

大谷: 「まずお聞きしたいのですが、キャリアウィンクがスタートした背景は、どのようなところにあるのでしょうか?」

平田: 「以前、大学のキャリアセンターを回って今何が課題なのかを調べたことがありました。その時、新卒の女子学生が事務職に就職したいと思っていても募集数が少なく、その結果として、事務職で安定して働くという門戸が新卒の時点で閉ざされているケースが多いことに気付きました。そこで、新しい仕組みがあれば、より多くの人に新しい仕事を紹介できるのはないかと考えたのがキャリアウィンクというわけです」

大谷: 「たしかに今、女性が輝く社会を応援するという考え方を政府がはっきり打ち出すなど、女性の働き方が注目されてきていますね?」

平田: 「ええ、そうですね。女性は結婚や出産、子育てといった多様なライフイベントがありますが、それに沿った働き方を選べる社会になればいいなと思っています。キャリアウィンクのサービスは、まさにそれを実現するものだと考えています」

大谷: 「キャリアウィンクのサービスのよさは、どういうところにあるのでしょうか?」

平田: 「リクルートスタッフィングの社員として雇用され、待遇面が安定していること。また、当社が厳選した派遣先をご紹介するので、基本的には土日がお休み、かつ、しっかりとした経験が積める職場であること。そして、専任担当によるキャリアカウンセリングや専用の育成研修プログラム、就業後のサポート・フォローなど受けられることなどではないでしょうか」

大谷: 「働く人にとってはどれも大切なものばかりで、これなら安心できるでしょうね」

平田部長「リクルートスタッフィングの社員として雇用されるので、待遇面が安定している」 Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

キーワードは「安心」と「自分に合った働き方」

大谷: 「お話を伺っていると、キャリアウィンクならではのセールスポイントは『安心』と『自分にあった働き方』がキーワードになっていると思いますが?」

平田: 「おっしゃる通りです。女性の場合、いつ結婚するのか、いつ出産するのかが分からないという中でキャリアをどうやって積み上げていくかということに悩みがちで、悩んでいるうちに気がついたら10年経ってしまったということも珍しくないです。そこで、キャリアウィンクでは、まず目の前にあることからやり始めましょう、第一歩を踏み出してみましょうということをテーマにしているのです」

大谷: 「たしかに、自分から動かない限り成功は見えてきませんからね」

平田: 「でも、そこには大きな壁があるのです」

大谷: 「壁? といいますと?」

平田: 「世の中の壁と自分の壁です。世の中の壁は、先ほどもお話したように、新卒で事務職として働くという選択肢が極めて狭くなっているため、就活で思っていたような結果にならない人も多いのです。その上、事務職の経験がない人にはなかなか事務職として働くチャンスが与えられません。履歴書を書いて応募しても、その時点でほとんど落とされて面接にたどり着けない。相手とコンタクトしていないので、自分の何がどう悪いのかも分からない。これが世の中の壁ですね」

平田部長「でも、そこには大きな壁があるのです。世の中の壁と自分の壁です。」 Photo=YUSUKE TAMURA (TRANSMEDIA)

大谷: 「なるほど。それは結構シビアな壁ですね。もう1つの自分の壁といいますと?」

平田: 「自分が何をしていいのかが分からないという壁ですね。今も申し上げたように、履歴書の段階で落とされてしまいますから、自分がどのような理由で落とされたかが分からず、そのうちどこに応募すればいいのかが分からなくなり、悩んでしまうのです」

大谷: 「そちらも深刻な壁ですね。キャリアウィンクは、そうした壁を打ち破ろうとしているわけですね」

平田: 「そのつもりで始めました。一人では自分にあった働き方が分からないとおっしゃる方も多いのです。キャリアウィンクではいろいろな適性診断を実施しますし、経験豊富なキャリアカウンセラーが、診断の結果をもとに『あなたには、こういうことが向いていますよ。まずここから始めましょう』とアドバイスをした上で実際の仕事をご紹介しています。いわゆる一般的なキャリアカウンセラーでは診断するだけで終わってしまいますが、キャリアウィンクではそんなことはありません。自分の中の、何をやっていいのか分からない壁をキャリアカウンセラーの力を使ってまず乗り越え、その次に、チャンスが与えられないという社会の壁も越えようとしているのです」

大谷: 「お話を伺っていると、第二新卒の方には、またとないサービスのように思えますね」

平田: 「第二新卒の方が多いですが、キャリアウィンクを利用される方には、学生や新卒未就職という方も結構多いんですよ。就活そのものがうまくいかないとお悩みの方や、就職先は決まったけれども、もう少し違う選択肢がないかと考えている方など、キャリアウィンクは、そういう方々もしっかりサポートしていければと考えています」

(後編につづく)

聞き手:ethica編集長 大谷賢太郎

ーーBackstage from “ethica”ーー

21世紀に入り、正解が一つで無い時代になったと、年々感じる事が多くなりました。

どこの会社で働くのが良いか?は、正解が1つでなく。

100人がいたら、100通りの正解があると思います。

多様化した、複雑な時代だからこそ、自分にとっての最適解を見いだす力が求められてきています。

今回の平田部長との対談(前編)では、

「自分がチャレンジしたい職種に応募しても、キャリアが足りない事で、面接というチャンスを与えられる前に、履歴書の段階で落とされてしまうケースも多い。」

というお話が、とても印象に残りました。

これからキャリアを積もうとする若者に、チャンスが与えられない社会では、明るい社会とは言い難い。

働き方のバリエーションが増える事で、働く意欲がある若者にキャリアを積むチャンス・再チャレンジの機会を提供し、働く人の選択肢や可能性を広げるというアプローチもあることを対談を通じて感じました。

(後編)自分に合った働き方を実現させるための5つのポイントとは? (株式会社リクルートスタッフィング エンゲージメント推進部 平田朗子部長)

 

(連載企画)「キャリアウィンク」でキャリアチェンジを実現!

営業職から未経験の事務職に転身!『私が自分らしいライフスタイルと自分に合った働きかたを実現させるために、心がけた3つのポイント』を園田久慈さん(29歳・女性)にお聞きしました。

第2新卒が最大のチャンス。『私が自分らしいライフスタイルと自分に合った働きかたを実現させるために、心がけた3つのポイント』を青柳美帆さん(23歳・女性)にお聞きしました。

提供:株式会社リクルートスタッフィング

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)〜
http://www.ethica.jp

ethica編集部

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