「何なのこの会社!」IKEUCHI ORGANICを知ったときの衝撃は今も忘れられません、と益田店長。当時、ご自身も繊維に関わる仕事をしていたそうですが、ご主人と行った発表会イベントで出会ったのが同社のタオル《コットンヌーボー》。「触れてみて、愛情の詰まったタオルだと感じました」。その柔らかさに触発されて、幼い頃お気に入りのタオルがないと寝られなかった事、母がその古いタオルをリメイクして持たせてくれた事などを思い出したそう。「こんな優しいタオルを作る会社ってどんなところだろうと調べていくと、その理念や取り組みにも衝撃を受けました」。
農薬も科学肥料も使わないオーガニックコットンを厳選し、製造工程においても最小限の環境負荷を実現。さらにはフェアトレードへの取り組みを支援するという、地球環境に配慮しつつも、極上のファブリックを生み出すという、未来を見据えた企業でした。
「そんなことが本当に可能?利益は出せる?」繊維やアパレル関連の仕事をしてきたからこそ、その取り組みの困難さに驚いたもののサスティナブルな視点に共感。「私もここで働きたい」という思いがつのり、タオルソムリエ(四国タオル工業組合認定)の資格を取得して猛アピール。2014年9月にオープンした京都ストアの店長に就任したのです。