10月も残すところあとわずか。急に風がひんやりしてまいりましたが、みなさま体調など崩さずお過ごしでしょうか。「ethica(エシカ)」でもおなじみ、料理家・栗原はるみさんプロデュースの「share with Kurihara harumi(シェア ウィズ クリハラハルミ)」から、炊きたてごはんにぴったりなアイテムが登場いたしました。というわけで今回は、秋の風物詩でもあり、これからの寒いシーズンにホッとあたたまる「炊きたてごはん」に注目しながら、ご紹介してみたいと思います。みなさまの雑談の種になれば幸いです♪
秋の風物詩、「新米」を楽しもう!
秋といえば新米の季節!スーパーでも新米と聞くとついつい購入を検討してしまいます。
9月から10月がシーズンと言われる新米、東京では今が旬でございますが、北へ行くほど遅く南へ行くほど早くなりますので、沖縄では早くも7月ごろ、九州でも8月ごろには新米がお目見えするのだそうですよ。
収穫したての新米は乳白色でふっくらとした食感、香りの良さが特徴です。新米じゃないからといって古くはありませんが、甘みの強いふっくらごはんを想像すると、この時期とくに気持ちが弾んでしまうもの。一年に一度の食欲の秋にはぜひ炊きたてをじっくり味わって、秋の味覚を堪能しましょう!
ちなみに余談ですが古くなったお米(古米)は水分量が少なくパサパサした食感が特徴。さらに米びつに手を入れて白い粉がつくほどならお米が劣化している証拠だそうです。とはいえよく知られているタイ米のようにアジアの多くの地域で古米の味が好まれていますから、好みはそれぞれですね!著者はふっくらごはんもパラパラごはんも大好きです。
炊きたてごはんで卵かけごはんを楽しもう!
ごはんの話をしたら、避けては通れない?卵かけごはん、略してTKG。
ごはんが温かくないとなんだか美味しくない卵かけごはんは、ぜひぜひ炊きたてごはんでいただきたいですね。
こちらの美味しそうな卵かけごはんのお写真で使われているのは、「share with Kurihara harumi」のドット飯碗。燕脂の赤で塗られた伝統的な大柄が日本食によくマッチしています。一つひとつ丁寧に、手書きで絵付けされているのだそうで、筆のタッチの微妙な揺らぎがあたたかい雰囲気をまとったシリーズです。
卵かけごはんはシンプルな食べ物だからこそ、工夫を凝らしたアレンジがたくさんありますね。インターネットで調べてみると、山芋や鶏そぼろを加えたり、たれにこだわるなど様々なレシピがあるんですね〜。
著者がごくまれにひと手間加える卵かけごはんは、これもメジャーですが卵をあらかじめ醤油漬けしておくもの。タッパーに醤油とみりんを同じ量だけと、塩をひとつまみ入れて、生卵の黄身だけ入れます。次の日には調味不要の卵が出来上がっておりますので、ほかほかごはんに乗せるだけ。かつおぶしや万能ネギなど乗せて、お気に入りの器に盛り付ければ、B級グルメも上品な一品に早変わり。(まあ、かきこむんですけどね!)みなさんはこだわりのオリジナルレシピ、ありますか?
小さな贅沢を日々の暮らしに。器を楽しもう!
ごはんをよそう飯碗には、他のお皿よりも思い入れがあるという方、少なくないのではないでしょうか?お父さん用、お母さん用、お兄ちゃん用、お姉ちゃん用…と専用の器をご用意されてるご家庭も多いことと存じます。片手に飯碗を持って食事をする日本ならではの習慣かもしれませんね。
秋というだけでもごはんは美味しいのですが、ごはんをもっと美味しくする大事な要素に「器を選ぶ」ことも忘れてはなりません。
私事ながら最近外国のご家庭に少しお世話になったのですが、そのご家庭にあるお皿は、なんとプラスチックのリム皿一種類だけ。お箸も一揃一種類だけ。飲み物を入れる器もプラスチックのコップ一種類だけ。キャンプかな?!というシンプル生活になんだかカルチャーショックを受けてしまいました。
忙しいとなかなか難しく感じることもありますが、できればお料理に合った器を選び、器に合ったお箸を選び、食事の時間をもっと大切にしたいもの。せっかく作ったお料理にふさわしいお気に入りの器で、目にも美味しい食卓づくりを忘れないようにしたいですね。
「share with Kurihara harumi」から、こちらも伝統柄である網目紋様のシリーズ。シンプルながら品があって、どんな色味のお料理でも、白ごはんでもきれいに映えそうな器です。
また、飯碗同様、家族それぞれで使い分けるであろうお箸。いろいろあるので、お気に入りの揃いを探してみてくださいね。
美味しいごはんを炊くポイントは2つ
最後に、美味しいごはんを炊くポイントをご紹介いたします。
著者は「土鍋風」の炊飯器でごはんを炊いておりますが(ずるい!?)、友人の中にはこだわってお鍋でごはんを炊くひともいます。みなさまは炊飯器派?お鍋派?それとも、土鍋派でしょうか。
美味しいごはんを炊くポイントは、1つ目はゆっくり炊き上げること。2つ目は、炊き上がった時にしっかり蒸らすこと。ふっくら絶品ごはんはこの2つのポイントがうまい具合にいって出来上がるのだそうです。
土鍋はお米が美味しく炊けることで有名ですが、金属と違って熱を通しにくいので、1つ目の条件を満たしているために美味しいと言われているんですね。逆を言えば、1つ目と2つ目を意識していれば、金属のお鍋でも美味しいごはんが炊けるはずというわけです。蒸らす時間は10分から15分が目安で、長すぎても短すぎてもいけないそうです。お鍋によって熱の伝わり方は差がありますので、最後はご自分で何度も試しながら「イイ塩梅」を見つけなければならない、とのことです。
アウトドアでの炊飯の機会があったら、ぜひご参考にしてみてくださいね。容器の中の気圧も大事ですので、「どうなってるかしら」と途中で蓋を開けるのはNGですよ!
さて、ごはんの話ばかりしてしまいましたが、いかがでしたでしょうか?
炊きたてごはんが似合う、秋おすすめの飯碗の詳細はこちらから。食卓を彩るさまざまな器のほか、エプロンなどの小物もあるので、覗いてみてくださいね。
< 栗原はるみ プロフィール >
『ごちそうさまが、ききたくて。』(文化出版局)ほか、著書発行部数2,600万部を超える人気料理家。
パーソナルマガジン『haru_mi』(扶桑社)、レギュラーTV番組『きょうの料理』(NHK Eテレ)、『Your Japanese Kitchen』(NHK WORLD TV)などで活躍中。今秋、パーソナルマガジン「haru_mi」(扶桑社)は20年を迎えた。
オフィシャルブログ「はるみDIARY」
http://www.yutori.co.jp/harumi_diary/
< share with Kurihara harumi(シェア ウィズ クリハラ ハルミ)について >
料理家 栗原はるみプロデュースによる生活雑貨ブランドです。
“こんなものがあったらいいな”という栗原はるみの思いを形にした生活雑貨は、和食器、洋食器、漆器、調理器具、エプロン、ウエア、布小物などに展開。機能や 使い勝手のよさはもちろん、その器や調理器具があるだけで暮らしがもっと楽しくなるように、主婦の目線でものづくりをしています。
■販売期間 2016年10月5日(水)~
■販売店舗(2016年10月5日現在)
・全国主要百貨店内ショップ「share with Kurihara harumi」 59店舗
・レストラン併設型ショップ「ゆとりの空間」 5店舗
・オンラインショップ 4店舗
※ショップリスト http://www.yutori.co.jp/shop/index.html
※店舗により販売期間や商品は異なります。詳しくは店舗までお問い合わせください。
■関連情報
【minibook】 8〜10月号 おやこでいっしょに/できたてがおいしい
オフィシャルWEBサイト上からもPDFでご覧いただけます。(約3.8MB)
http://www.yutori.co.jp/pdf/yutorinokukan_201608.pdf
ethica編集部 :ミミ
東京生まれ東京育ちのアラサーです。多摩美術大学卒業後、ディレクター業・イラストレーター業に従事。2016年よりethica編集部に参加。アート、旅、
ーーBackstage from “ethica”ーー
本文でご紹介した卵かけごはんですが、思い出さずにはいられないのが祖父の作る卵かけごはん。小さいころは兄と競うようにして作ってもらい、今でもたびたび「あの味は再現できないよね」と話すのですが、材料は卵とお醤油だけ。ずっと忘れていましたが、久しぶりに恋しくなってしまいました。みなさまも食欲の秋、今年もどうぞお楽しみくださいね!
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp