前編につづき、東京丸の内仲通りお茶壺道中のリポート後編です。
正式なセレモニーは城福副知事のご挨拶から始まりました。
800年の歴史を持つ京都宇治のお茶、そしてそれを今日まで引き継いできた沢山の人々のたゆまぬ努力、日本のお茶の故郷「京都山城地域」、そして来年の4月から始まる「お茶の京都博」などについて説明がありました。
女優・秋吉久美子さん Photo=Kentaro Ohtani (TRANSMEDIA)
前編につづき、東京丸の内仲通りお茶壺道中のリポート後編です。
正式なセレモニーは城福副知事のご挨拶から始まりました。
800年の歴史を持つ京都宇治のお茶、そしてそれを今日まで引き継いできた沢山の人々のたゆまぬ努力、日本のお茶の故郷「京都山城地域」、そして来年の4月から始まる「お茶の京都博」などについて説明がありました。
京都府茶生産協議会 吉田利一会長 Photo=Kentaro Ohtani (TRANSMEDIA)
次いで京都府茶業会議所会頭の杉本貞雄(すぎもと さだお)氏より、抹茶、煎茶、玉露が全て宇治で創り出され継承されてきたことなどの話がありました。
次に玉露のふるまい。
京都府茶生産協議会会長の吉田利一(よしだ りいち)氏が来場者の中からステージで5人に玉露をふるまいました。会場の方々にも、日本茶インストラクターの方々から玉露がふるまわれました。5人の中には早稲田大学の江上教授、女優の秋吉久美子さんなどが含まれています。
秋吉さんがこんな質問をしました。
「京都のお茶は歴史的なものですからエスプレッソ文化が発展したヨーロッパのイタリア辺りがその良さを理解してくれるのでしょうか?」
これに対し吉田氏は「それもそうですが、今はフランスの人達がもっとも理解しています」との答え。
また、お茶のおもてなしをしながら「美味しいお茶を入れるにはお茶の葉を多くしてお湯を少なくすることです」とのアドバイスもありました。
最後は呈茶。裏千家業躰(ぎょうてい)の金澤宗達(かなざわ そうたつ)氏よりご説明がされる中、会場を埋める多くの人達に「亥の子餅」と宇治の抹茶がふるまわれました。
会話の中で「11月は茶人にとって正月のようなもの。
何故かと言うとその年に摘まれ茶壺に入れられたお茶を取り出しお茶を嗜む『口切り』の季節だからです」。
京都府 城福健陽副知事 Photo=Kentaro Ohtani (TRANSMEDIA)
最後に忙しいスケジュールの中,城福副知事にインタビューを申し込むと如何にも気軽に応諾があり、次の様な話を聞くことが出来ました。
「今、お茶は世界的な商品になっていますが色々な品種があって見極めが難しく実は危機感を持っています。宇治のお茶は大変な手間と暇を掛けて作っているので、
とにかく皆さん、是非宇治にきて京都の味を味わって欲しい。」
そして最後に「皆さんが宇治に来てくださることを心よりお待ちしています」との話でした。
「お茶の京都」の取り組みは、これからも展開されるようです。
ご興味のある皆さん、乞うご期待。
後日、「宇治抹茶を世界のブランドに!」のリポートを公開予定です。
公開タイミングは、ethica編集部facebook・Twitter・Instagramでご案内させて頂きます。
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私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)〜
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