鎌田安里紗さんプロデュース、そしてH.I.S.企画のツアーと聞けば、素敵なライフスタイルが学べる充実した旅の予感。実際に今回のイベントに集まっているのは8割が若い女性で、大学生が目立ちました。彼女たちに参加きっかけを聞くと、みんな“ありちゃん”!今どき女子のエシカル意識も探りました。
まずは2月のツアー参加者の交流会に潜入
イベント開催前に、2月のNZツアーに参加する方々の交流会がありました。ほとんどの方々が「はじめまして」の状況でしたが、全員若い女性ということもあり、あっという間に和やかな雰囲気に。自己紹介では、あだ名や出身地、旅の目的やありちゃんへの想いなどが語られて盛り上がっていました。
「フェアトレードについては、ありちゃんの発言で知りました」「オーガニックの良さもありちゃんから学んだ」「コスメもありちゃんオススメのものをチェック」「ありちゃんに触発されて大学でエコを研究している」など、エシカルライフへの入口がありちゃんという意見が大多数。「でも予算と相談しながら選んでいます」「コンビニでオーガニック商品を探すことはしません」など、彼女達なりにできる範囲で実践しているそうです。「ありちゃんのネイルのチェックは欠かしません」という意見も多く、今どき女子のエシカルライフはオシャレも大事、と実感しました。
エコ先進国ニュージーランドに学ぶライフスタイルを語るトークショー
鎌田安里紗さんとNZ在住のヘンドリクセン有里さん(ecostore広報)のトークショーでは、現地のエコライフや考え方などがいきいきと語られました。
その中でも印象的に語られたのは次の3点。まず1点目、「自分ごとのビジネス」。これは、事業として売れそうな商品を考案するのではなく、自分が欲しいから作り、結果としてそれが受け入れられてビジネスになっていくということ。肌荒れを改善したいと自宅キッチンで作った化粧品や、自分の家から排出する水がキレイなら気持ち良いのにという思いで作られた洗剤が、今では世界で人気のブランドになっていたりします。2点目は、「完璧主義より現実主義」。すべて自給自足でストイックに生活すると、ストレスもたまるし効率も悪い。電気や水道などは公共のものを使い快適に暮らすことに罪悪感は持ちません。もっともNZには原子力発電所がないので電気代はとても高いとのこと。ですので、夜はキャンドル派が多いそう。3点目は、「身近なオーガニックの選択肢」。NZでは、普通のスーパーにオーガニック商品が手頃な値段でたくさん売られています。パッケージが可愛くて手に取ったらオーガニックだった、クリームを変えて乾燥肌が治ったと思ったらオーガニックだったとか、選択肢が多いというか、当たり前のように存在している。そういえば日本だと、オーガニック専門コーナーとか、これオーガニックです!と主張しているモノが多いですよね。頑張り過ぎず、自然体で気持ち良く暮らすことが、エコ&オーガニックな生活を永く続けるコツだと感じました。
「コスメキッチン」バイヤーによるオーガニックコスメ講座も
オーガニック化粧品といえば「コスメキッチン」というほど、人気のセレクトショップですよね。時代の流れもあり、オーガニックへの関心やニーズがとても増えているそうです。「人間も自然の生き物ですから、体に入るものが自然由来でピュアなものだと肌が応えてくれます」。と、コスメキッチンのバイヤー中條直子さん。自分の肌の変化からオーガニックにのめり込み、いろいろ勉強されたそうです。また、一口にオーガニックと言っても、自然界のものですから効能も香りもテクスチャも様々。自分が心地よいと思えるものを選ぶとより効果的だそうなので、店頭で試しながら、お気に入りを選びたいですね。なお、コスメキッチンでは品質だけでなく、フェアトレードや動物実験、環境性なども独自の基準で吟味してブランドをセレクトしているそうです。キレイになれて、エシカルな貢献もできるのは嬉しいポイントです。
(後編につづく)
今年のGW【4月29日(土)出発】NZツアーは『ethica(エシカ)』連動企画としてフォトコンテスト開催
ツアー参加者が現地で出会い撮影したエシカルな暮らしのシーンなどを募集して、フォトコンテストを実施します。より多くの人々にNZのエコライフを知っていただくきっかけとして活用する企画です。優秀作品は同ethicaの記事で発表されますので、お楽しみに。
ツアー情報はこちらから
H.I.S.とwebマガジン『ethica(エシカ)』のコラボ企画 ニュージランドのエコ&オーガニックを巡る旅7日間「〜私によくて、世界にイイ。〜 フォトコンテスト」
<ツアーへの参加をお勧めしたい人物像>
● エコ・オーガニック・エシカルを学びたい学生。例えば卒業論文のテーマとして。
● 企業研修として海外のエコ・オーガニック・エシカル最新事情を学ばせたいと考えている方。
● ニュージーランドやエコロジーに興味があるカメラ女子、カメラマンやライターの方。
● 『ethica(エシカ)』の媒体を使って、企業広報を図りたい企業担当や経営者の方。
フォトコンテストに関するニュースリリースはこちらから
ーーBackstage from “ethica”ーー
ツアー参加者にお話を聞くと、「初めての海外だけど、このツアーなら1人参加でも安心」「スタディツアーだから親に資金援助を頼みやすい」「就活でアピールできる」など、エコを学ぶこと+αの参加理由も多く、現代っ子の賢さを感じました。また、前回のツアーをきっかけに親友になったというグループも。気ままなレジャー旅行も良いですが、みんなで学べる旅行も実り豊かで魅力的です。
ツアー情報はこちらから
記者 小田 亮子
神奈川県出身。求人広告、結婚情報誌などの制作ディレクターを経てフリーランスに。現在おもにブライダル関連のレポートを「ゼクシィ」「ゼクシィPremier」にてディレクション。「ethica(エシカ)~私によくて、世界にイイ。~ 」ほか、エステティック、化粧品、ジュエリーなどの記事をライティング。三人姉妹の真ん中に育ち、女子高・女子大卒。趣味は愛猫(雌)との女子会。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp