今年70周年を迎えるカンヌ国際映画祭。そして、この祭典とショパールのパートナーシップは、今年で20年目を数えます。1998年、当時同映画祭の会長を務めていたピエール・ヴィオ氏が、ショパールの共同社長であるキャロライン・ショイフレにパルム・ドールのリデザインを依頼して以来、ラグジュアリーメゾンとして名高いショパールと映画界の憧れの祭典が、心に残るクリエーションと忘れられない瞬間に彩られた歴史を、ともに歩み始めることとなりました。情熱に満ちた豊かなコラボレーションの歴史を振り返ります。
1998年 – ラブストーリーの誕生
この年の5月23日、ウォッチ&ジュエリーのブランド、ショパールはカンヌのクロワゼット通りにブティックをオープンしました。そのテープカットの際にキャロライン・ショイフレの傍らには、華々しいカンヌの魅力にオマージュを添える美しいふたりの女性 – カーラ・ブルーニとエヴァ・ハーツィゴヴァ – の姿がありました。
その翌日、パレ・デ・フェスティバルに居合わせた観客と数百万というテレビ視聴者の目の前で、ショパールの共同社長兼アーティスティックディレクターのデザインした新しいパルム・ドールがそのベールを脱ぎました。この年のカンヌ国際映画祭の審査委員長マーティン・スコセッシおよび審査員たちは、全員一致でテオ・アンゲロプロスの『永遠と一日』をパルム・ドールに選びました。そしてショパールのジュエリーをまとって厳かなまでに麗しい女優コン・リーがアンゲロプロスにトロフィーを授与したのでした。
このふたつの出来事が、その後続いていくことになるパートナーシップの始まりを印象づけました。卓越性と創造性、美と魅力のシンボル、ショパールとカンヌ国際映画祭がこの時ひとつに結び付き、永遠のつながりを約束したのです。
次回予告
「第二話」2001年 – ショパール・トロフィーの創設
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