感性を研ぎ澄ます時間、その傍らにお茶がある
角野: 僕は、感性(フィーリング)とロジックが掛け合わさったときに、本質的な新しいアイディアが生まれると思っているんです。今後さらに機械化が進んで、人間の業務がAIやロボットに移行されていったときに、われわれに何が求められるかというと、やはり良い感性を持つことだと思うんです。
だから「茶ッカソン」では、コンセプトにも掲げているように、余白をつくることを大事にしています。スケジュールも情報もギュウギュウ詰めの日常には限界があります。心に余裕をもって、自分の将来についてじっくり考えたり、他人の話に耳を傾け多角的な視点がもてる、そういうことができる人の方が、これからは必要とされるんじゃないかと思うんです。
今秋、佐賀県の唐津市で「茶ッカソン」を開催することが決まっているのですが、嬉しいことに、今回は唐津市の方からお誘いをいただいたんです。「茶ッカソン」のコンセプトやこれまでの取り組みを評価いただいたということで、「茶ッカソン」が一つのターニングポイントを迎えたと思っています。
ちょっと大げさですが、人の生き方に寄り添う、そんなマーケティングができたらな、と思っているんです。僕らが、皆さんの生き方をサポートする、皆さんが思う素敵なことをサポートする、そんなことが「茶ッカソン」でできたらな、と。