「ブルーノート東京」企画制作の入場無料野外ジャズ・イベントが今年も開催決定!今年のGWは神田淡路町へ♪
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「ブルーノート東京」企画制作の入場無料野外ジャズ・イベントが今年も開催決定!今年のGWは神田淡路町へ♪

昨年(2017年)のJAZZ AUDITORIAの野外ステージ。好天に恵まれ、大勢の人が訪れた。

2018年4月27日〜30日、東京の神田淡路町にある複合施設・ワテラスにて「JAZZ AUDITORIA 2018」が開催されます。ユネスコの国際ジャズデイの趣旨に賛同し、2013年よりスタートした本イベントには、例年2万5千人もの人が来場します。春の大型連休のスタートを飾る、この人気イベントの出演者が、先日ついに発表されました。

フリーライブとは思えない豪華な出演陣。昨年は注目のキューバ出身のシンガー、ダイメ・アロセナも登場した。

ワテラス5周年の今年は「ジャズに親しむ4日間」!

「JAZZ AUDITORIA」は毎年「ブルーノート東京」が企画・制作をしています。ブルーノート東京と言えば、誰もが知る南青山の老舗ジャズ・クラブ(今年11月で30周年!)。ちょっと敷居の高い「大人の夜」のイメージが強いですが、ゴールデンウィークに開催する「JAZZ AUDITORIA」は、明るい陽射しが降り注ぐワテラスの広場をメイン会場にした入場無料のイベント。バラエティに富んだ豪華アーティストの演奏を、お子さんからお年寄りまで、誰でも楽しめます。

昨年の「JAZZ AUDITORIA 2017」では、ワテラスの広場やショッピングモールで、ワークショップやマルシェも展開。ワテラスモール飲食店内でのミニライブも行われました。今年の「JAZZ AUDITORIA」は、会場のワテラスが5周年を迎えることもあり、昨年よりさらに開催日がもう一日増え、金・土・日・月曜日の4日間の開催に! どんなプログラムが用意されているのか、とても楽しみですね。

気になる出演者は? 第一弾発表!

先日第一弾として発表された「JAZZ AUDITORIA 2018」の出演者リストには、エリック・ミヤシロ率いる日本ジャズ界トップのオールスター・ビッグ・バンド「ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ」の名前の後に、いま注目の現代版ジャズロック・ピアノトリオ「fox capture plan」の名前が。fox capture planと言えば、昨年放送された松たか子さん主演ドラマ「カルテット」(TBS系)や竹野内豊さん主演ドラマ「この声をきみに」(NHK)の劇伴でお馴染みですね。この他に、会場を沸かせるファンキーな音楽とパフォーマンスの「モミーFUNK!」、第1回の2013年より毎年同イベントに出演している「明治大学 BIG SOUNDS SOCIETY ORCHESTRA」の出演が発表されました。

出演者や野外ステージのタイムテーブル、各種イベントについては、今後「JAZZ AUDITORIA 2018」の公式サイトに随時情報が掲載されていく予定です。お目当ての演奏がある方は、野外ステージの座席整理券の配布時刻をしっかりチェックしてください。ただし、ノープランでふらっと気軽に出かけても、お食事やショッピング含め、十分に楽しめると思います。

JAZZ AUDITORIA 公式サイト
http://jazzauditoria.com

世界をつなぐ、ボーダーを越える「インターナショナル・ジャズ・デイ」

2011年11月、ユネスコとピアニストのハービー・ハンコック(ユネスコ親善大使)は、翌2012年より4月30日を「インターナショナル・ジャズ・デイ(国際ジャズデイ)」とすることを発表しました。インターナショナル・ジャズ・デイは、ジャズを通じて世界のさまざまな文化に対する理解を深め、世界中のこどもたちにジャズを伝えていくことを目的としています。

100年余りの歴史を振り返れば、西洋音楽と黒人の民俗音楽が融合したジャズは、その発祥から拡がりまで一貫して自由でグローバル。音楽に国境はない、と言いますが、ジャズはまさに国や人種の垣根を越えて、人々の心に響き、人と人とを結びつけてきたと言えるでしょう。

国際ジャズデイのロゴをあしらったイベントのフラッグ。

ジャズの中にも様々なスタイルが生まれていますが、ジャズには「こうでなければならない」という決まりはありません。相手の文化を受け入れ、異なる文化の中に発見を求め、どんどん自分の文化として取り入れていった結果が、現在のジャズの多様さなのだと思います。自由を愛し、人間の尊厳を守る精神が、ジャズの音楽には息づいています。

ジャズのリズムの中に育まれる世界共通の平和へのメッセージ、今年はぜひ淡路町のワテラスで受け取ってください。

記者:松崎 未來

東京藝術大学美術学部芸術学科卒。同大学で学芸員資格を取得。アダチ伝統木版技術保存財団で学芸員を経験。2011年より書評紙『図書新聞』月刊誌『美術手帖』(美術出版社)などのライティングを担当。2017月3月にethicaのライター公募に応募し、書類選考・面接を経て本採用となり、同年4月よりethica編集部のライターとして活動を開始。関心分野は、近世以降の日本美術と出版・印刷文化。

ーーBackstage from “ethica”ーー

fox capture planファンの知り合いに感化され、彼らの音楽を聞き始めて早数年。クセになる疾走感は、電車移動時の定番BGMになりました。車窓の外を流れていく東京の風景を眺めていると、現代的・都会的でありながら、時流に迎合もしないfcpの音楽が、着実にファン層を拡大している理由がなんとなくわかる気がします。ワテラスのタワーとアネックスの谷間に響くジャズの音色が、今年はどんな東京の景色を紡ぎ出すのか、今からとても楽しみです。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

松崎 未來

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