建築設計と建築端材を使ったアップサイクルアクセサリーブランド「KiNaKo」。ブランドを立ち上げた木上奈都子さんの、「使用する素材の特徴を生かすこと、長く愛用出来ることを心がけている」との言葉が体現された商品が、2023年12月1日から発売されます。(記者:エシカちゃん)
「KiNaKo」
「可愛いいな」と手に取ったピアスは、なんと建築端材から出来ていてびっくり!
こんな驚きの出会いが、建築アクセサリーの制作を手がける「KiNaKo」を知ったきっかけです。
「KiNaKo」の代表を務める木上奈都子さんは、建築設計事務所で働いた後、2015年に独立。建築設計と建築端材を使ったアクセサリーの制作を本格的に始めました。
現在は主に、建築メーカーや工場から仕入れた材料を用いて、アップリサイクルアクセサリーを製作しています。
「KiNaKo」では、作り方にもこだわりを持ち、繋ぎ目部分に継手(つぎて)という伝統工法を取り入れ、接着剤や釘を使いません。それ故に生まれる、建物が刻んできた歴史をそのまま包み込んでいるような暖かみのあるデザインは、大量生産品にはないぬくもりを感じさせてくれます。
魅力
そこで何らかの生活が営まれていること、そのことを、取り壊し等により全く無しにしてしまうことは、何だか寂しいことのような気がします。
(木上さん自身、おばあさまの家が取り壊される際に、「建築物としてではなくても何か部分的にでも残すことで、おばあさまが生きていた頃の思い出を留めることが出来るのではないか」と考えたことが、ブランドを立ち上げたきっかけになったと話しています)
「KiNaKo」のアクセサリーを通して、「建物にこんな材料が用いられているのか」「もっと環境に配慮した素材は使えないかな」「取り壊しの際に出るゴミってどれ位の量なのだろう」・・等の様々な疑問が浮かんできました。
アップリサイクルされた商品から、これまで見過ごしてきた一面に気が付く経験。
建物や自分の場所へ興味を持つ、新たな発見のきっかけに、「KiNaKo」のアクセサリーはなるはずです!
『Be + KiNaKo オーガニックヘアアレンジセット』が12月1日(金)から販売
「KiNaKo」とサステナブルビューティーブランド「Be」がコラボレーションした限定セット『Be + KiNaKo 東京利島を感じるオーガニックなヘアアレンジセット』が、12月1日から発売されます。
株式会社Beは、多岐にわたるサステナブルな活動に取り組んでいる企業です。
取り組みの1つとしてあげている「国産原料の使用することで、地方創生と農地の拡大を目指す」というミッションは、国内の各地域にある魅力ある素材を使用した商品づくりや、生産者である農家の方が活躍出来る土壌作りへと繋がっています。
Beの思いは、今回販売される商品にも反映されています。
セットの1つ、『Beオーガニックヘアオイル』は、東京・利島産で作られたツバキオイルを原料にしたヘアオイルです。
使用されているツバキオイルを作るには10年程度の時間がかかると言われており、椿畑を維持する為に、樹木の成長に応じて一部を伐採する「間伐」という作業が行われます。
「間伐」される樹木の量は、利島全体で年間600~1,000本程。「間伐材」の利用が将来に向けた課題となっていました。
その解決の為に生まれ出た商品が、セットのもう一つの目玉、アップサイクルのかんざしとバングルヘアゴムの2つのヘアアクセサリーです。
「KiNaKo」がデザインを担当し、北海道にある「maru wood working」がオールハンドメイドで製作しました。
今回はじめて建築廃材外の材料を使用した木上さんは、商品に樹皮をそのまま残したデザインを施し、『Beオーガニックヘアオイル』で(髪だけでなく)ヘアアクセサリーをメンテナンス出来るというサプライズを用意。
商品に関わる人や生産者の想いを感じながら、長く使い続けられる1点となっています。
商品概要
Be + KiNaKo 東京利島を感じるオーガニックなヘアアレンジセット(サステナブルかんざし)
価格: 5,500円(税込)
内容:
・Beオーガニックヘアオイル 25mL 1個
・Be + KiNaKo 東京利島のツバキを使ったサステナブルかんざし 1個
・Be + KiNaKo ミニ巾着 1個
Be + KiNaKo 東京利島を感じるオーガニックなヘアアレンジセット(サステナブルバングル)
価格: 5,500円(税込)
内容:
・Beオーガニックヘアオイル 25mL 1個
・Be + KiNaKo 東京利島のツバキを使ったサステナブルバングル 1個
・Be + KiNaKo ミニ巾着 1個
※2023年12月1日(金)よりBe Organic店頭、Be Online Storeにて数量限定発売
思いが詰まった商品を長く愛用出来るなんて、嬉しいです。
作り手や、商品に使われている材料が重ねてきた時を感じながら、自らの手で育てていけることって、本当に素敵だと思います。
サスティナブルと構えることなく、選び取ったものが自然とサスティナブルである世の中が、段々と近づいてきているような気がします。
記者:エシカちゃん
白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp