“そうだ 京都、行こう”で有名な東海旅客鉄道株式会社(JR東海)。猛暑が和らぎ始めた9月1日より、新たに「苔アート」を取り入れたプロモーションを行っています。苔が美しさを取り戻す季節、苔を用いた「モシュ印」と「コケ寺リウム」の展示観覧と合わせて、京都市内にある三千院、圓光寺、建仁寺、東福寺、常寂光寺の5寺院を巡りませんか?
「moss(モス)」と「御朱印」をかけ合せたのが、「モシュ印」
聞き慣れない「モシュ印」という言葉は、苔の英訳である「moss(モス)」と「御朱印」をかけ合せた造語で、御朱印の文字の部分を苔で描いたオリジナルアートのことです。各寺院の御朱印をタテ1.5m、ヨコ1mほどのサイズで再現、寺院それぞれで1点ずつ全5種類が展示されています。
手がけたのは、「モシュ苔」アートクリエイター・杉田悦朗氏。
造園家/ランドスケープアーティスト
2001年にキャンパス代わりに苔を使った”MOSS WALL”を発表。また第1回パリ100人展で3位となったことを機に海外での活動を開始。ペインティングや造景などの技法で独自の自然観を作品に込め発表を続け、パリのArtcurialにてMINI SCAPEの販売を行いました。近年は、滋賀県琵琶湖の湖畔に琵琶湖と一体化したエヴィスジーンズの大庭園を造営しています。
「苔テラリウム」にヒントを得たのが、「コケ寺リウム」
近年、DIYやワークショップなどで話題になりつつある「苔テラリウム(コケリウム)」にヒントを得て創られたのが「コケ寺リウム」。密閉したガラス容器の中に各寺院の象徴的な建物などのジオラマと庭園を苔で再現した、ミニチュアアートです。苔庭をモチーフにした5寺院の姿をぜひ俯瞰したいものです。
手がけたのは、「コケ寺リウム」苔アートクリエイター・今田裕氏。
日本蘚苔類学会会員/観賞魚飼育管理士
幼少期を自然豊かな滋賀県で育ち苔に魅了される。2015年、アクアリウム水槽のプロデュース・メンテナンス等を行う「Aqua-Connect」を設立し、翌年、苔インテリアの制作・販売・関連教室を行う「moss-connect」を設立。2017年1月、園芸雑誌「GERDEN×GERDEN」の苔テラリウム特集を監修し、同年11月、神戸のキャンパススクエアにて約100名の苔リウム教室を開催。以降定期的に苔リウム教室を開催中です。
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苔アートの展示期間は11月30日(金)まで
ご案内した2018年初秋の「モシュ印・コケ寺リウム」展示は、2018年9月1日(土)~11月30日(金)の期間で実施予定。作品の公開時間は各寺院の拝観時間に準じています。また法要や荒天などにより、寺院の拝観が休止となる場合は、「モシュ印」「コケ寺リウム」ともに観ることはできません。「モシュ印」「コケ寺リウム」の観覧には各寺院の拝観料が必要なので準備しておきましょう。
●旅行プランも用意
美しい苔庭と期間限定の「モシュ印」や「コケ寺リウム」が楽しめる、5つの寺院を便利に巡ることのできる特別プランも設定されています。
●「Amazonギフト券をもらおう!」キャンペーンも実施
キャンペーン実施期間中、各寺院の「モシュ印」または「コケ寺リウム」を撮影してInstagram に投稿すると、投稿した寺院数に応じてAmazon ギフト券がプレゼントされます。
詳しくはこちら
http://souda-kyoto.jp/travel/koke/2018instagram_cp.html
記者:とがみ淳志(とがみあつし)
1964年大阪府生まれ。神戸大学経済学部経済学科卒。日本旅のペンクラブ理事。日本旅行記者クラブ会員。(一社)日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート。1988年(株)リクルート入社後、海外旅行情報誌『エイビーロード』の営業および制作に。93年結婚情報誌『ゼクシィ』の創刊を担当。同誌の多角的運営に携わった後、99年退社後フリーに。現在は(株)トランスメディアで編集顧問を務めるかたわら、食、旅、酒、温泉、不動産、猫などの分野を中心に編集、プランニング、ライティングを行う。情報誌や雑誌、機内誌およびウェブなど幅広い媒体を手がけている。
ーーBackstage from “ethica”ーー
古都・京都と苔の組み合わせはまさに鉄板。優雅さと同時に、侘び寂びや生命の神秘も感じられる素敵な企画なのではないでしょうか。そしてまだ記憶に新しい台風21号で、京都も膨大な被害を受けてしまいました。この機会に現地を訪れることで、復興への一助にもなればいいですね。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp