カバーガール大賞、発表。30代1位に輝いた石原さとみさんに注目!
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カバーガール大賞、発表。30代1位に輝いた石原さとみさんに注目!

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3月4日の『雑誌の日』を記念して毎年行われている、『カバーガール大賞』第5回の結果が発表されました。これは、2018年に雑誌やフリーペーパーなどの表紙を最も多く飾った女性を表彰するものです。

エシカが注目したいのが、30代部門で1位を獲得した石原さとみさんです。

石原さんは、GINGER、MAQUIA、MOREなどの女性誌を中心に、表紙ばかりでなく、自身のメイクやファッションについていろいろ話しています。ドラマのメイクを自分でしたりもする、というのはちょっと驚きでした。

30代になって、さらに輝きを増し、女性の支持を集めた存在と言えるのではないでしょうか。

ドラマのなかでも「石原さとみ」本人であること

昨年、石原さんの女優としての人気を牽引したのは、ドラマ「アンナチュラル」でしょう。

つい先週、「コンフィデンスアワード・ドラマ賞年間大賞2018」で、彼女が主演女優賞を受賞したのも記憶に新しいところです。

この作品のタイトルは「アンナチュラル」ですが、石原さんの魅力のひとつは逆にとても「ナチュラル」なことではないでしょうか。

ドラマでは、不自然(アンナチュラル)な死を遂げた人物の遺体を調査する「法医解剖医」という難しい役柄ながら、あまり入り込み過ぎずに、抑制された演技をしています。無理に演じている感じがなく、まるで石原さとみさん本人がその職業に就いているようです。

そして、昨年の下半期に放映されたドラマ「高嶺の花」では、華道の家元の長女という、これもまた全く毛色の違う役にチャレンジしていますが、そういう女性を演じても、そこに石原さとみ本人がいます。

そのような、まわりのスタッフの指示にしたがって造られた虚像でない、ご本人が「ナチュラル」なままで、そこにいる。それが彼女と多くの人との距離を縮め、共感を集めているひとつの理由でしょう。

石原さとみさん

嘘のない、内面から溢れてくる美しさ

今年の年頭に放送された、「石原さとみのすっぴん旅inスペイン~世界一おいしい街で見せた女優の素顔~」というテレビ番組でも、彼女のナチュラルさがクローズアップされます。

気ままな旅のなかで、地元の人が勧めてくれたレストランに行くのですが、料理を口にした彼女は、ほとんどの場合「おいしい!」としか言いません。

テレビでは「食レポ」と言って、タレントさんが料理を食べたときの感想は「おいしい」だけでは失格です。「濃厚なソースが絡んで」とか「海の幸の風味が」とか、具体的な表現をしなくてはいけません。

ところが、石原さんが言うと、素直に「おいしい」と、心から言っていることが、画面を通して伝わってくるのです。「おいしい」と言うときの表情やニュアンスで、他のタレントさんの説明口調の食レポより、おいしさが伝わってくる。

東京の地下鉄に乗っていると「Find my Tokyo.」という、石原さんが地下鉄の沿線にある街を訪れている映像をよく見ますが、これは音も出てないのに、楽しそうな雰囲気が伝わってきます。

そこには嘘がありません。

自分の心の声に忠実に、ヴィジョンを持って動いている。しかし、力まない。そんな自然体な生き方そのものが、彼女の内面から溢れてくる美しさであり、雑誌の編集者さんたちからも「表紙に出てほしい」と求められるひとつの理由なのでしょう。

■第5回カバーガール大賞
他の受賞者はこちらから(http://magazinesummit.jp/covergirl

記者:山田 勲

上智大学理工学部卒。1985年ソニー株式会社入社。ソニー・ミュージックエンタテインメントEPICソニーレコードのディレクターを経て、インタービジョン・レーザーフィッシュ取締役などを歴任、ethica編集部では音楽制作の現場経験を活かし、音楽を中心にエンタメ分野のライティングを担当。これまで担当した著書に「デジタルエレクトロニクスの秘法」(岩波書店ジュニア新書)、「0と1の世界」(教育出版・中学国語3)の寄稿がある。

ーーBackstage from “ethica”ーー

今回の話題賞として、昨年『ELLE JAPON』の表紙を飾り、15歳でモデルデビューしたKōki,さんが選ばれています。さらに、ブルガリのアンバサダーに抜擢されるなど、2018年の話題を集めたひとりではないでしょうか。ご存知のとおり、木村拓哉さんと工藤静香さんの次女ですが、凛とした落ち着きのある佇まいがあり、今後どのような成長をみせてくれるのか、注目したい存在です。

Kōki,さん ELLE JAPON©️操上和美/出典 エル・ジャポン2018年7月号

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山田 勲

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