ヘアドネーションに適した髪って?
ヘアドネーションには、柴崎コウさんみたいな美しい髪が必要なのでしょうか?いえいえ、そんなことはありません。髪の状態は、パーマをかけていても、脱色していても染めていても大丈夫。軽く引っ張って切れてしまうほど傷んでいないのであれば、寄付が可能です。集められた髪は状態・長さや質などで分類され、染めたりトリートメントなどの加工が施され、ウィッグに仕上げられます。
ただし、長さは肝心です。メディカル・ウィッグの製作に役立ててもらうには、JHD&Cでは31cm以上の長さが必要とされています。
髪の長さが31cmに満たなくても大丈夫です。メディカル・ウィッグに利用されない髪でも、シャンプーやトリートメント剤、カラー剤の開発に不可欠な「評価毛」として、また美容室で練習用に使われる素材として転売することで役立てることができます。転売で得た利益は、ウィッグ製作費の一部に充てられるそうですから、短い髪でも貢献できるということです。
私は、一度目の寄付の時は長さが足りるか不安で伸ばしすぎ、知り合いの美容師さんに怖がられました。切った後の希望の長さ+切る時にゴムで結ぶ余分の長さ+31cmを足すイメージで伸ばすといいですね。もちろん、31cmは頭を覆うための最低限の長さにすぎませんから、ロングヘアのウィッグを望む子どものために、長い髪を寄付するのもすばらしいことです。