2019年5月25日、第72回カンヌ国際映画祭の最終日に最高賞のパルム・ドールに輝いたのは、ポン・ジュノ監督の『Parasite(英題)』でした。韓国映画としては、カンヌ史上初の快挙です。『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などで知られるアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ/Alejandro González Iñárritu審査委員長によれば、満場一致でこの作品が選ばれたそうです。
全9回に渡ってお楽しみいただいた2019年カンヌ連載企画の最終回は、栄誉ある最高賞を手にしたポン・ジュノ監督の作風を、華やかなクロージングセレモニーの模様とともにお伝えします。