アメリカン・エキスプレス財団が2008年より世界9ヶ国で展開している社会貢献プロジェクト「アメリカン・エキスプレス・アカデミー」が、日本で取り組みを開始してから今年で10周年を迎えました。この春開催されたアカデミー10周年記念プログラムに、エシカ編集部もお招きいただき聴講してきました。
アメリカン・エキスプレス・アカデミーは、日本においては「明日のリーダー育成」と「サービスのイノベーションによる組織改革」をテーマに、NPOや社会起業家を対象とした人材育成に取り組んでいます。その卒業生ネットワークは41都道府県に広がり、700名を超える人材を輩出しています。
基調講演に登壇された法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科の米倉誠一郎教授は、講演のなかで「この25年間、日本は経済的にほとんど成長していない。隣の韓国は3倍、中国は20倍、ドイツだって1.5倍。日本が勝てない原因は失敗を許容できない社会にある。日本の子供は自己肯定感が低い。それは尺度がひとつになってしまっているから。」と仰いました。
イノベーションを作る人材が育つために社会や教育がどうあるべきなのか。講演後に米倉教授からethica副編集長・萱島がお話を伺いました。