そもそものスタートは、米国で出会った「ショートフィルム」に魅了された別所さんが、新しい映像ジャンルとして日本に紹介したいと、1999年、ラフォーレ原宿で開催した日本初の国際短編映画祭である「アメリカン・ショート・ショートフィルムフェスティバル」です。当時上映された作品は30ほどで、期間も3日間でした。
その2年後に名称を「ショートショートフィルムフェスティバル(SSFF)」と改め、アメリカだけでなく世界中の作品を紹介する国際映画祭へと発展。そして2004年には米国アカデミー賞公認の映画祭に認定され、同年にアジアからの新しい映像文化の発信や、若手映像作家の育成を目的とした「ショートショートフィルムフェスティバルアジア(SSFF&ASIA)」へとつながり、現在では、120を超える国と地域から作品が集う国際短編映画祭へと成長を遂げました。
またこの映画祭は『スターウォーズ』のジョージ・ルーカス監督とのつながりも深く、2018年以降グランプリ作品は監督の名を冠した『ジョージ・ルーカス・アワード』となったほど。さらにグランプリだけでなく、オフィシャルコンペティション(インターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパン部門)やノンフィクション部門の各優秀賞は次年度の米国アカデミー賞の短編部門ノミネート選考対象作品となる権利を獲得しました。SSFF&ASIAで注目されることは、より大きな名声を得る可能性にもつながるのです。
そして2020年からは、クリエイターの夢の実現を支援するために、ソニー株式会社が合同でオフィシャルコンペティションをサポート。また、ソニー株式会社とソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社が共同で、新しい映像文化や潮流を次世代のクリエイターとともに探求する「Creator’s Junction partnered with Xperia(TM)」のイベントも実施されます。