「私によくて、世界にイイ」が実現できる、エシカルな暮らしのカタチってなんだろう。仕事に家事に育児に…日々生活を回すだけでも大変な私たちにとって、新しく行動を起こすのはエネルギーも時間も使うし、ハードルが高く感じてしまうもの。
でも日々の暮らしのなかで、少しでも”良い”につながることができたら?
当たり前の毎日のなかで、大切な家族も、世界も、そして私自身もほんのちょっぴり幸せになるような選択をしていけたらいいなと思うのです。
「私によくて、世界にイイ」が実現できる、エシカルな暮らしのカタチってなんだろう。仕事に家事に育児に…日々生活を回すだけでも大変な私たちにとって、新しく行動を起こすのはエネルギーも時間も使うし、ハードルが高く感じてしまうもの。
でも日々の暮らしのなかで、少しでも”良い”につながることができたら?
当たり前の毎日のなかで、大切な家族も、世界も、そして私自身もほんのちょっぴり幸せになるような選択をしていけたらいいなと思うのです。
第9話からは「Health&Beauty」をテーマとした連載をお届けします。
「キレイになりたいなぁ」
そう思った時に、あなたはどんなことをしますか?
お洋服を買う、サロンに行く、コスメを買う、ダイエット、ネイル、エステ、、、
世の中にはキレイになるための方法は星のようにあって、街へ行けばそんな情報や広告であふれています。
例えば、肌トラブルをなくしもっと美しくしたい、と思ったとき。
私たちはお薬を飲んだり塗ったり、スキンケアを増やしたりコンシーラーで隠してみたりします。
それらを利用するのも一つの方法です。
でも、忘れがちになってしまいますが、
私たちの体には本来”キレイになろうとする力”が備わっているもの。
ケアやメイクで一時的には改善することもあるかもしれませんが、
抑えるだけでは、根本的な解決にはなっていないのではないでしょうか。
本来肌の栄養は血液であり、外から多くの栄養を補う必要はないと言われています。
肌は人体最大の排出器官。
汗や皮脂は肌を守り、うるおいを与える天然の成分です。
肌を清潔に保つために過剰に洗浄したり、化粧品でうるおいを与え続けてしまうことによって
お肌の代謝は下がり、メカニズムが狂って乾燥肌、敏感肌をはじめシワやシミ、ニキビなどの原因となってしまうこともあります。
そして、血液を作っているのは内臓です。
老廃物を処理してくれる腎臓や肝臓に、排泄や解毒を担う腸。
これらの健康状態が悪いと、内臓だけでは処理しきれず肌トラブルとして現れてしまうのです。
内側から溢れ出るきらきらとした美しさは、着飾ったりどんな高級なお化粧品をつけても出せるものではありません。
本当のキレイは、体の内側から健康的であることで生まれるものだと思うのです。
よく言われていることでもありますが、結局は
バランスの良い食事と質の良い睡眠、そして適度な運動をもって腸内環境や自律神経を整える
ことが、肌の状態だけでなく全身の健康と美しさをサポートしてくれます。
体にあらわれた吹き出物やかゆみ、痛みなどの不調は、日々の暮らしを見直すきっかけだと私は思っています。
それを外的なもので抑えてしまっては、自力で整える力を発揮する必要はないと体が認識し、折角のサインを無視してしまっていることにもなりかねません。
だから、できる限り自分の体と向き合うことを大切にしたい。
外からの力に頼ることはあっても、本来持っているはずの治癒力と美しく整える力を信じて、
使うものはできるだけシンプルにできればと考えています。
もともとアトピーがあり敏感肌な私にとって、市販の化粧品やスキンケアは刺激が強く、ものによっては赤みやかゆみが出てしまうこともありました。
そのためどんなものを使うかにとても慎重になり、自分の肌質に合ったものを探す過程で
素材や化粧品が作られる背景にも目を向けるようになりました。
肌に直接つけるものだからこそ、その安全性には食べ物同様こだわりたいと思いつつも、
細かな文字で表示されている成分名の数には戸惑いますよね。
美しい広告やおしゃれなパッケージ、「オーガニック」「ナチュラル」「肌にやさしい」といった文言を見て、なんとなくのイメージで選んでしまうことも少なくないのではないでしょうか。
食べ物以上に基準の分かりにくさがあるからこそ、社会に溢れるさまざまな問題とつながっていることも感じられにくいと思います。
安全性を確かめるために動物実験が行われていたり、安く大量に作るために公正ではない取引が行われていたり、輸入のプロセスで大量の資源を消費していたり…
また日本人一人当たりのプラスチックゴミの排出量は、世界第2位と言われるほど多く
その中には美容製品に関わるものも多く含まれています。
多くの美容製品は他の犠牲に上に成り立っている側面もあるのです。
自分がより心地よくキレイでいるために、
スキンケアやヘアケア、コスメもできるだけシンプルな素材、生産プロセスで作られていて
自然環境にも良いものを選択したい。
最近は、トラブルをカバーしつつ、肌がもともと持っている機能を高めてその力を引き出すことのできる製品もたくさん存在します。
まだまだ模索している段階ではありますが、
このカテゴリーでは、そんな私の暮らしのなかでの「Health&Beauty」をお伝えできればと思います。
季子(キコ)
一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。
産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp
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