(第10話)「ご存知ですか?枇杷の葉の効能  万能ケアで中からも外からも美しく」 キコの「暮らしの塩梅」
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(第10話)「ご存知ですか?枇杷の葉の効能  万能ケアで中からも外からも美しく」 キコの「暮らしの塩梅」

枇杷の実

「私によくて、世界にイイ」が実現できる、エシカルな暮らしのカタチってなんだろう。仕事に家事に育児に…日々生活を回すだけでも大変な私たちにとって、新しく行動を起こすのはエネルギーも時間も使うし、ハールが高く感じてしまうもの。

でも日々の暮らしのなかで、少しでも”良い”につながることができたら?

当たり前の毎日のなかで、大切な家族も、世界も、そして私自身もほんのちょっぴり幸せになるような選択をしていけたらいいなと思うのです。

古来より受け継がれる枇杷の葉の効能

この季節になるとスーパーでもちらほらと見かける「枇杷(びわ)」。

 

ほんのり甘くてジューシーなオレンジ色の実はもちろん、

種にも葉にもたくさんの驚くべき効能が詰まっていることをご存知でしょうか。

びわは、古来より中国やインドで「大薬王樹(最高の薬木)」と呼ばれるほど、貴重な薬用治療の道具として用いられていました。

 

日本では奈良時代に中国よりびわの葉療法の知識が伝えられ全国に広まり、

その当時から皮膚炎の治療や美容のための入浴剤、葉を煎じて飲み薬などとしても活用されていました。現代においても民間療法の一つとして取り入れられています。

 

びわの葉には血液を浄化し脂肪を分解し、余計なものを排出するデトックス作用があります。

 

・現代病の予防や緩和

・咳止め、喘息の改善

・肌トラブルの防止(殺菌・消毒・鎮痛の効果)

・アレルギーの対策

 

などなど、自然療法ではおなじみの、

その万能のパワーは書ききれないほどたくさんあります。

私自身もアトピーがひどくなった時にはいつも助けられてきました。

学生の頃ワーキングホリデーでニュージーランドに滞在中、慣れない環境のストレスのためか全身に蕁麻疹が出てしまった時がありました。

その時滞在していたお家のお母さんが自然療法に詳しい方で、

 

びわの葉を煎じたエキスを作ってくれて、お茶としても飲みつつ、ガーゼにエキスを浸してかゆみのあるところに湿布すると、症状が軽減してとても楽になりました。

 

アトピーだけでなく様々な症状に万能なビワの葉は、いまや手放せないものとなっています。

枇杷の葉を使ったケア

もしびわの葉が手に入るなら、

葉っぱを摘んで煮出してお茶にしたり、葉を刻んで焼酎やホワイトリカーに漬けて3〜4ヶ月ほど置いてエキスを手作りしてみるのはいかがでしょう。

 

出来上がったエキスは毎日少量を飲用する、温湿布をする、入浴剤として使う、怪我や痛みのある場所に塗る、水やグリセリンで薄めて化粧水にするなど、、葉っぱ一つで七変化。

 

手軽に取り入れたいという方は、まずはティーバックタイプのびわの葉茶やびわの葉の化粧水もおすすめです。

びわの葉茶

こちらは小川生薬の「みんなのびわの葉茶」です。

クセはなくほんのり甘さを感じるような優しい風味で、夏場はあっさりと美味しく飲みやすい。ノンカフェインなので子どもにも安心して飲ませられます。

アマナクラのびわ葉水は、国産のオーガニック米焼酎に一年間じっくり漬けて抽出されたびわのエキスをベースに作られています。

原料は【水、コメ発酵液、グリセリン、ビワ葉エキス、アロエベラ液汁、オリーブ葉エキス】のみとシンプルです。

手に取るとびわの柔らかい甘い香りが心地よく、しっとりと肌になじんで自然なうるおいを保ってくれます。

 

アトピー、吹き出物、日焼けなどのトラブル肌はもちろん、子どもの汗疹や湿疹など様々な肌質やトラブルの悩みをサポートしてくれます。

 

お風呂上りに、2歳の娘も一緒に顔や気になるところを保湿しています。

スキンケアは基本的にこのびわ葉水と乾燥が気になるところにオイルを重ねづけしています。化粧水、美容液、乳液などを重ねていた時よりスキンケアはシンプルになりましたが、季節の変わり目のトラブルなどは減ったように感じています。

日本の知恵で薬に頼らない暮らしを

日本には、身近な自然を利用した知恵が古来よりたくさん受け継がれてきています。

びわの葉をはじめ、どくだみ、よもぎ、すぎな、などの生命力に溢れた野草、

梅や生姜、葛などの素材には、体の不調を予防し改善するほどのパワーがたくさん詰まっています。

 

自然な食べ物が健康を支えてくれるように、

肌にもできるだけ自然な素材と製造方法で作られた、肌本来の力を支え、健やかな美しさを育んでくれるものを。

 

ちょっとした不調は薬に頼らず、できるだけ自然に近いものでおうちでケアしてみるのはいかがでしょうか?

【連載】キコの「暮らしの塩梅」を読む>>>

季子(キコ)

一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。

産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

季子(キコ)

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