俳優の別所哲也さんが代表を務める「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2020」のオープニングセレモニーが去る9月16日に明治神宮会館にて開催されました。映画祭がスタートして22年目を迎えた今年は、世界112もの国と地域から集まった約200作品が東京4会場と日本全国どこでも楽しめるオンライン会場にて上映・配信中です。期間中にぜひチェックしてみてくださいね!
(記者:ethica編集部・山田ふみ)
俳優の別所哲也さんが代表を務める「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2020」のオープニングセレモニーが去る9月16日に明治神宮会館にて開催されました。映画祭がスタートして22年目を迎えた今年は、世界112もの国と地域から集まった約200作品が東京4会場と日本全国どこでも楽しめるオンライン会場にて上映・配信中です。期間中にぜひチェックしてみてくださいね!
(記者:ethica編集部・山田ふみ)
別所哲也さんと映画祭アンバサダーLiLiCoさんの司会によって始まったセレモニーには、映画際ナビゲーターとしてGENERATIONS from EXILE TRIBEメンバー・白濱亜嵐さんがリモート参加した他、映画に出演した俳優の方々や映画監督らが登場し、華やかな雰囲気の中で行われました。
オープニングでは、渋谷ダイバーシティアワードをはじめ、第5回ブックショートアワード受賞小説をショートフィルム化した作品、そしてARUHIアワード大賞受賞小説のショートフィルム化作品の完成発表とともに、スタッフやキャストの紹介がありました。
数々の受賞作品の中から今回エシカが注目したのが、何気ない日常から家族の絆を繊細に描き出した約11分のショートフィルム『おたんじょうびおめでとう』。この作品にご出演の要潤さんと奥菜恵さんに作品への思いなどを伺いました。
映画の中で穏やかなお父さん役を演じている要さん。この映画への思いについて聞かせてください。
「脚本を読んだ時、心が温かくなるような気持ちになりましたね。日頃、見逃しがちな感情にあらためて気づかされるようなシーンがストーリーの中に散りばめられています。希薄になりつつある親子、夫婦の姿が短いフィルムの中で丁寧に描かれていて、鑑賞した後にきっと皆さんの心が穏やかになるはずです」
2人の娘と妻の4人家族の中で、要さんはどんな父親を演じたのでしょうか。
「女系家族の中で男は父親一人だけなのですが、その存在によって家族全体のバランスが保たれているんですよ。みんなを引っ張っていくようなお父さんではないのですが、潤滑油みたいな存在で。そんな父親像が、現代の家族の姿をうまく捉えていると感じました」
福祉のお仕事にも関わっていらっしゃる要さん。日頃、エコやサステナブルへの関心も高いと伺いました。
「そうですね。エコバッグを持ち歩くのはもちろん、以前は撮影などで紙コップやプラスチックのボトルを使うこともありましたが、最近はマイボトルを持参しています。環境のことを考えて課題を解決していく活動には賛成です」
一方、映画の中で2人の娘を育てる明るいお母さん役の奥菜恵さんにとって、この映画とは?また作品を通して伝えたいメッセージは何だったのでしょう。
「何気ない衝突や孤立、すれ違いなど、どんな家庭にもある日常に光を当て、幸せは当たり前の中にこそあるということを描いた作品です。家族は宝物。家族の大切さを私自身、演じながら身をもって感じました」
サステナブルについてもご家族と暮らす中で日々実践しているそうです。
「何もかも完璧なエコライフは難しくても、意識を持って生活することがとても大切だと思いますね。洗剤のこと、紙ストロー、食品ロスなど、少しずつですが、今できることをやっていく気持ちが大事。無理せずに継続していきたいと思っています」
『おたんじょうびおめでとう』(出演/要潤、奥菜恵 他、監督/たかひろや、原作/万野恭一、)
公開情報: ARUHIコーポレートサイトおよびARUHIマガジン内で公開
第5回ブックショートアワード受賞作品『シャフリヤールの昼と夜』は、アラビアンナイトの舞台を現代に移した創作作品。気の弱い王様となったシャフリヤールが本当に大切なものに気づいていく切ない大人の恋愛ストーリーです。
公開情報:SSFF & ASIA 2020 アジア&ジャパンプログラムで特別作品として上映(ひかりTVで配信予定)
監督:Barbara Elbinger /16:58 / イギリス / コメディ・ドラマ
あらすじ:高齢夫婦のフレッドとドリーン。定年退職の現実を受け入れず家でゴロゴロするだけの夫フレッドに妻ドリーンは苛立ち、二人の結婚生活に初めて亀裂が入る。ある日、劇を利用したグループセラピーのチラシを見つけたフレッドは自分自身を見つめ直すため、そして結婚生活に必要な魔法と音楽を取り戻すためセラピーに通い始める。
監督:三好 優太/ 7:35 /日本/ アニメーション
あらすじ:急激な気候変動に耐えられず、大量死したカエルを救うべくAIアニマルSAVIORが開発される。SAVIORは大量死した種と同じカエルに出会い、学習し、行動をともにしながら、情報収集を行う。
監督:Nicholas Chin & Ernest Zacharevic/ 04:03/インドネシア/ノンフィクション
あらすじ:豊かな自然生態系ルスルの森林保護、スマトラの「巻き戻し」の記号があるパーム油農園。 逆回しの映像で産業の犠牲となる森林破壊を描いた作品。
1999年の誕生以来、毎年6月に原宿表参道エリアを中心に開催されてきたこの映画祭。今年は新型コロナの影響で9月に延期になっただけに開催の感動もひとしおです。国際短編映画祭としては、アジア最大級の規模。映画のプログラムも、ジャパン、アジア、インターナショナル部門などをはじめ、「環境」や「観光」、「CGアニメーション」「ノンフィクション」など、さまざまなジャンルで構成され、バラエティ豊かなのも魅力です。
最終日となる9月27日(日曜日)には、グランプリが発表されるアワードセレモニーの開催が予定されています。こちらも楽しみ!
開催期間:2020年9月16日(水)~9月27日(日)
上映会場:オンライン会場および、東京 計4会場予定 ※開催期間は各会場によって異なります。また、変更になる場合があります。
オフィシャルサイト: https://www.shortshorts.org/2020
主催:ショートショート実行委員会 / ショートショート アジア実行委員会
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp
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