「私によくて、世界にイイ」が実現できる、エシカルな暮らしのカタチってなんだろう。仕事に家事に育児に……。日々生活を回すだけでも大変な私たちにとって、新しく行動を起こすのはエネルギーも時間も使うし、ハードルが高く感じてしまうもの。
でも日々の暮らしのなかで、少しでも”良い”につながることができたら?
当たり前の毎日のなかで、大切な家族も、世界も、そして私自身もほんのちょっぴり幸せになるような選択をしていけたらいいなと思うのです。
「私によくて、世界にイイ」が実現できる、エシカルな暮らしのカタチってなんだろう。仕事に家事に育児に……。日々生活を回すだけでも大変な私たちにとって、新しく行動を起こすのはエネルギーも時間も使うし、ハードルが高く感じてしまうもの。
でも日々の暮らしのなかで、少しでも”良い”につながることができたら?
当たり前の毎日のなかで、大切な家族も、世界も、そして私自身もほんのちょっぴり幸せになるような選択をしていけたらいいなと思うのです。
第32話では、日本に古くから伝わる伝統技術・金継ぎ(きんつぎ)についてお伝えしました。Fashion第1話となる今回は、冬服をきれいに保ってくれるオススメの道具とお手入れ方法をご紹介したいと思います。
日に日に寒さが増して、アウターやニットの出番が増えてきたこのごろ。
気軽に洗濯できる綿素材が多い夏服と違って、冬服はおうちで洗えないアイテムも多く、お手入れに気を遣う場面も多いのではないでしょうか。
ワードローブのなかからお気に入りの服を手に取ったとき、目立つところに毛玉やシワがあったら、せっかくの楽しい気持ちもしぼんでしまいますよね。
日々過ごすなかで起こるちょっとした汚れや臭い、毛玉、シワなどのトラブルは、予防しつつ自宅で解決して、気軽に冬服のコーデを楽しみたいものです。
大切なことは、着た後のケアと「服を休ませる日」をつくること。
それを習慣化することで、お気に入りの服を長く良い状態で着ることができます。
帰宅したら、まずしたいのは洋服ブラシでのケア。
コートやスーツはもちろん、ニットも意外と見えないホコリや汚れが溜まっています。
最初は下から上にサッとホコリを掻き出すようにブラシをかけて、次に上から下へ一定方向に毛並みを整えるように優しく撫でます。乱れを整えることで毛玉予防にも。
強く当てたりこすったりしてしまうと生地が痛むので、軽い力で十分です。
ウールやカシミヤ素材のニットやコートには、静電気の起こりづらい天然素材のブラシがオススメ。豚毛のものは適度なコシで繊維に優しく、生地を傷めることなくほぐして毛並みを整えてくれます。
サッと手に取りやすいクローゼットの前や玄関にかけておけば、帰宅後、気軽にケアできますね。
臭い対策は陰干しで。ハンガーにかけることで、シワの予防にもなります。
普段はハンガーにかけて風通しの良いところにしばらく置くだけで十分ですが、あまりにも臭いが気になるときは、消臭スプレーを。
素材によってはシミになることもあるので、必ず使用方法などの説明を読んでからおこなってください。
毛玉ができたら、毛玉とりブラシや電動の毛玉取り器で優しく取ります。
毛玉は、衣服の表面の毛羽立ちが徐々に絡まり、服同士の摩擦や静電気でつくられます。
目に入るとついつい気になって引っ張りがちですが、繊維を傷つけて、ますます毛玉を増やしてしまう原因となるので注意です。
取り方は、服を平らな場所に置き、ブラシの場合は毛の流れに沿って、毛玉とり器の場合は表面をそっと丸くなぞるようなイメージで優しく当てていきます。
どちらも強く押し付けすぎないように気をつけてください。
フリースやボアなどの起毛素材。せっかくの肌触りのいい素材も、ぺたっとくたびれていては、魅力が半減してしまいます。
そんなときは、起毛ブラシを使って、絡まった毛をほぐすように、優しくたたくようにして毛を起こしていけば、ふわふわが復活します。
前後に動かしたり、ヘアブラシで髪をとかすように表面をすいてしまうと毛が抜けたり生地が痛む原因になるので要注意です。
お気に入りの服を長く着るためには、着用後のお手入れはもちろんですが、それ以上に、着る回数を減らすことも大切です。
衣類にとって、クリーニングに出すことは必ずしもいいことではありません。特にドライクリーニングは負担が大きく、繰り返し行うことで繊維の痛みが進んでしまいます。
着用後のブラッシングと、一日着たら3〜4日は休ませる。
それらを意識するだけで、持ちが全然違ってきます。
ブラッシング後は、コート類は形の合ったハンガーにかけて風通しのいいところに。
ニットのセーターやカーディガン類は、ハンガーにかけっぱなしにすると伸びて型崩れの原因になるので、陰干し後はきちんとたたんでしまいます。
上質なコートは一生もの、と言われるほど、冬服は丁寧にお手入れすることで、何年も着続けることができます。
ウールにカシミヤ、スウェードにコーデュロイ……。冬の素材ならではの風合いは、できることなら長く楽しみたいですよね。
お手入れの行き届いた衣類は、それを着る人の姿もより素敵に見せてくれるもの。
その年の流行に合わせた服を買うのもファッションの楽しみですが、流行に左右されないベーシックな服を、変化を味わいながら大切に着ていくというのも、冬服ならではの醍醐味です。
この冬はいつもよりちょっといい服を買って、お手入れを習慣化して、お気に入りの服を長く楽しむ。
そんなスタイルを心がけてみるのはいかがでしょうか?
季子(キコ)
一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。
産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp
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