~パーマカルチャーを訪ねて〜
南アルプスの甲斐駒ケ岳が望める森の中で暮らす四井さんご一家。裏山にはクヌギやナラなどの広葉樹林が広がり、人も空気の流れも都会よりゆったりと感じられます。この豊かな自然環境の中で、パーマカルチャー(※注)を研究し、持続可能な暮らしを実践してきた四井さん。
「自分たちなりの暮らし方を模索し、少しずつ形にしてきた結果、14年かかってこの場所にひとつの世界が出来上がりました」と言います。
ひとが生活することで「場」が豊かになるような暮らしの仕組みに気づき、長い月日をかけて築きあげた「小さな地球」。人間も動物たちも食物も、すべてがうまく「循環」する、自然の仕組みがここにあります。
その循環を支えている大切な要素のひとつが「土」。今回は、土と暮らしの密接なつながりについてご紹介します。
(※注)パーマカルチャー:“パーマネント”(永久)、“アグリカルチャー” (農業)、“カルチャー”(文化)を組み合わせた造語。持続可能な環境を作り出すためのライフスタイルのデザイン体系のこと。