3月11日は、仕事を休んで福島へ
萱島: 今のジュンさんのお話、すごく腑に落ちます。「LOVE FOR NIPPON(ラブ・フォー・ニッポン)」というお名前の意味も素敵だと思いました。
この記事を読んだ方が興味を持ってくださって、何か自分にもできることがないかなあと思った時に、誰でも参加できるような仕組みはあるのでしょうか?
CJ: 3月11日にもその前にもいつもいうのですが、「できれば3月11日にはお休みを取って福島に来てください」といっています。それは震災から9年目くらいからいうようになりましたが、それまでは福島というと、イコール原発、放射能のイメージが強かったのです。
でも、そもそも放射線量といっても、放射線は福島県の県内に限定して降り注いだわけではありません。もちろん皆さんもご存じだとは思いますが、それでも福島に行くってどうなのっていわれれば、3月11日に仕事を休んで福島に行くことが日本人のステータスにつながってほしいなという思いがあるからです。
東日本大震災がこの近年でも、世界に類を見ない多重災害だったことは間違いなく、その日に日常と変わらない日を過ごすよりは、休みを取って福島に行ってほしいです。自分たちのイベントにも来てほしいですけど、イベントだけじゃなくて、例えば、そもそも数値が低かった県南地域に行って大自然を楽しんでみようとか、さまざまな側面があると思うので、福島にいるんだということを今は個人個人がメディアを持っている時代なので、それぞれのメディアで発信してもらいたいですね。
3月11日に国会議事堂の前に行って原発反対のアクションを起こすよりは、福島に行って福島の自然エネルギーのことを学んでいますといった、そういう肯定的なアクションのほうが大切だと僕は思っています。何かが起きた時、誰かを敵にするのは簡単ですが、それでは問題の解決には至らないんですよ。
であれば、肯定的なアクションのほうがいいので、休みを取って福島に来てもらいたいというのが1つ。そうでなかったら、福島の産物を買って味わってもらうのも1つ。さらに、僕たちのイベントにリンクしてもらえるのなら、3月11日ぐらいは電気を消してキャンドルを点し、大切な人と一緒に過ごしてもらいたいというこの3つが僕が皆さんにやっていただきたいことですね。
もちろん活動を応援してもらえるのであれば、LOVE FOR NIPPONのグッズを購入してもらったり、ご寄付をいただけたら助かります。