〜パーマカルチャー(*注)を訪ねて〜
四井さんのお宅の一画にある作業小屋は、小屋というより機械工場という方がふさわしく、ものを作るためのさまざまな道具が揃っている空間です。ペンチや金槌、木工道具などはもちろん、ネジやシャフトなど、あらゆる機械の基本となる部品を作る「汎用旋盤(はんようせんばん)」なるマシーンまであって、この中で家具づくりや農機具の修理、キッチンで使う調理用のボウルや家族の箸に至るまで、何でもできちゃう“工場”のような場所。お店に行けば簡単に手に入るものや、買った方が安いものも、四井さんは手を動かしながらつくります。今回は、わざわざ「つくる」意味について考えてみました。
(*注)パーマカルチャー:“パーマネント”(永久)、“アグリカルチャー” (農業)、“カルチャー”(文化)を組み合わせた造語。持続可能な環境を作り出すためのライフスタイルのデザイン体系のこと。