ベランダの植木鉢にせっせと水をやる娘
「ままー、なかなかおっきくならへんなぁ」。
赤いジョウロを持って、ベランダの植木鉢にせっせと水をやる娘。
水やりの先は、昨年収穫を終えたあと放置したままだった大葉です。
すっかり干からびた植物の育ちを見守る娘の姿に、これはいけないと慌てて一緒にホームセンターに苗を買いに行きました。
購入したのは、ミニトマト、オクラ、バジル、大葉、ルッコラ、ミント。
夏野菜の最盛期になると、毎週頼んでいる野菜の詰め合わせの宅配でピーマンやナスやきゅうりが大量に届くので、ベランダ菜園用には、ちょこちょこ使いやすいものを中心に。
娘の希望はスイカとさつまいもだったのですが、ベランダにうねうねとツルがのさばっている様子が脳裏に浮かび、どうにかなだめつつ丁重にお断り。
気を紛らわせられないかと、ふと近くにあったオジギソウをチョンと触って葉が閉じる様子を見せると、目を丸くして喜ぶので「これも育ててみようか」と思わず口からポロリ。
私も小さいころ「まるで生き物みたい」と不思議でたまらなかったオジギソウ。娘の興味津々な姿に当時の気持ちが蘇り、予定外の買い物にしまったと思いつつも、ちょっぴりワクワクした心持ちでレジに向かったのでした。