生のトマトだけは 何が何でも絶対に口に入れようとしなかった娘。
そんな娘が、ついにベランダ菜園で収穫したミニトマトを食べました。
1歳を過ぎたころは、ごはんとお汁、納豆にりんご以外、ほとんど口にしようとしなかった娘。
保育園に通いだしてからも、連絡帳の給食欄にはいつも「おかゆ・お汁完食、主菜・副菜残し」の伝達事項が。
この食べムラはどうしたものか……と思い悩み、自分で育てたものならちょっとは興味を持つかな? と密かに期待しながら、春の終わりころ、娘と一緒にミニトマトをプランターに植え、毎日お世話をしていたのでした。
鈴なりになった緑色の実が日に日に赤く色づき、ワクワクして迎えたはじめての収穫。
おそるおそるハサミで茎をチョキンと切り、真っ赤に色づいたミニトマトに「やったー!! とれたー!」と満面の笑みの娘。
ところが一転「たべるのはやめとくわ」とあっさり断られ、(まぁそんなうまくはいかないよな……)とちょっぴりがっかりしていた矢先のことだったので、本当にびっくり。
この日は3つ収穫できました。
「これママのな、こっちはパパの」と配り歩き、最後の一つを「これは?」と聞くと、「娘ちゃんの!」と言うなりパクッ!
「しゅうかくトマトおいしいわ〜」。これまでの拒絶は何だったのか!? と思うほど、ぺろりと食べたのでした。