梅酢とは、梅干しを漬けるときに梅から染み出してくる水分と塩が溶け合ったもの。
スーパーなどでも、お酢と一緒に並んでいるのをたまに見かけます。
梅干しはクエン酸が豊富で強アルカリ性。昔から一日一粒で医者いらずという言葉があるくらい、夏バテ予防や疲労回復、殺菌効果、体を温める作用などの効能が豊富なことで有名ですが、梅酢にも同じような効果が期待できるそうです。
梅干しはおにぎりにしたり、和え物に使ったり、何かと使う機会がある一方で、梅酢は冷蔵庫に眠らせたままにしてしまっていることが少なくありませんでした。
ある時、時々お白湯に入れていた梅干しの代わりに、梅酢を入れてみたらどうなんだろう? と試したらこれがとっても飲みやすい!
梅干しだとスプーンで潰すというひと手間がありますが、梅酢は、ちょんとすっぱすぎない程度の量を垂らすだけで完成。
夏場は何かと体が塩分を欲しているので、普段飲むお水にも数滴垂らすと、そのままのお水よりも何だか気持ちがしゃっきりするように感じます。
梅干しや梅醤番茶には顔をしかめる娘も、これなら特に気にならないのか、ごくごく飲んでいます。
以来、夏場をはじめ一年中欠かせない飲み物となりました。
私は末端などが冷えやすい体質だったのですが、ここ最近はエアコンの環境下でも手足が温かく、冷えによる不調や夏風邪を引くことがなくなったように感じます。
喉に違和感を覚える時は梅酢入りのお水でうがいをしたり、お腹の調子がいまいちな時はお番茶に梅酢を垂らして飲んだりと、症状悪化の予防にも。
料理にももちろん、そのお手軽さを知ってからは、梅干しと同じくらいかそれ以上に、わが家に登場頻度の高い梅酢です。