待ちに待ったクリスマスシーズン。東京・赤坂にある複合施設「アークヒルズ」がクリスマスイベント「ARK HILLS CHRISTMAS 2021」をスタートしました。間伐材を使ったクリスマスツリーやクリスマスコンサートだけでなく、毎週末開催している”ヒルズマルシェ”や毎月第四日曜日に開催している”赤坂蚤の市”もクリスマス仕様となり、みどころ満載です。環境問題に取り組む「音楽家の坂本龍一さんが代表の「more trees」と共にこの企画を盛り上げています。今回は「アークヒルズ」を運営している森ビルの竹田真菜さんにインタビューし、イベントの魅力に迫りました。(記者:エシカちゃん)
間伐された杉の木を使ったクリスマスツリーで森林保全を考える
アークヒルズは12月25日(土)まで、「森とのつながり」をテーマにした「ARK HILLS CHRISTMAS 2021」を開催しています。エリア内のアーク・カラヤン広場には、昨年に続いて東京都・檜原村の森で間伐された杉の木を丸ごと1本使ったクリスマスツリーを展示。全長約7mで見応え抜群です。
昨年にツリーとして利用した杉の木はベンチやツリーを飾るオーナメントとしてリユース。環境に優しい空間で眺めるイルミネーションは幻想的でとってもロマンティックです。
水原希子さんも参画する「WOOD CHANGE PROJECT」が、 マルシェにブースを出展
この企画は音楽家の坂本龍一さんが代表を務めている森林保全団体、more trees(モア・トゥリーズ)とのコラボで実現しました。
竹田さんは「コロナ禍で子供向けの“木育イベント”が開催できなくなり、more treesと意味のあるメッセージを一緒に発信したいと思ったのがきっかけです。間伐をした森には日が差し込んで木々が育ちます。捨てられがちな国産の間伐材を活用して、地球環境に優しいアークヒルズらしいクリスマスを演出しています」と語ります。
その他にも森林を守る観点から、楽天やmore trees 、水原希子さんが代表を務めているOKなどが結成メンバーとして参画するTEAM WOOD CHANGEがクリスマスマルシェにブースを出店しています。
生活に国産材を取り入れる大切さを呼び掛けるために、中高生のボランティア団体が間伐材を再利用した和紙で作る「木の糸ハンカチ」を販売。また、昨年に続いて水原さんがプロデュースしたモア・トゥリーズペーパーバッグを買い物客に無料で配布しています。こうなるとマルシェの中身が気になりますね。一体どんな魅力が詰まっているのでしょうか?
生産者との会話が楽しいクリスマスマルシェ
毎週土曜日に開催している「ヒルズ マルシェ」が、クリスマス期間中は 「ヒルズマルシェ in ARK HILLS ~ クリスマスマルシェ~」としてクリ スマス仕様となります。
ヒルズマルシェは2009年に開始した、都内でも老舗市場の1つです。産地直送の新鮮なお野菜とフルーツ、レアなワインやヨーロッパの定番お菓子シュトーレンなどのスイーツが取り揃っています。クリスマスプレゼントにぴったりな可愛らしい雑貨も充実。パーティーを彩ってくれる豪華な食材や雑貨をゲットして、クリスマス気分を高めていきましょう。
モノを選ぶ楽しさに加えて、嬉しいのは生産者と気軽にコミュニケーションを取れる点。竹田さんは「普段は接点を取りづらい生産者の顔や思いが見える貴重な機会です。地元住民の皆さまは生産者との会話をいつも楽しみにされています。ブースの皆さんは気軽に話しかけてくれますので、ぜひお立ち寄り下さい」と話しています。エシカ世代にとってもお勧めの体験スポットです。
「ヒルズマルシェ in ARK HILLS ~クリスマスマルシェ~」
日時: 12月18日(土)、25日(土)各10:00~14:00
場所: アーク・カラヤン広場
環境に配慮したアンティーク雑貨が嬉しい赤坂蚤の市
クリスマス仕様のヒルズマルシェに加えて、店先を見ているだけでウキウキしてくるのが毎月1回、第4土曜日に開催している赤坂蚤の市。フランスの蚤の市をオマージュした空間にはアンティーク雑貨や古着、ジュエリーなど、ここでしか出会えない素敵アイテムが一杯です。アンティークの魅力は「古いものにこそ価値がある」という意味で、究極のエシカル消費につながるのかもしれません。
12月は今回のテーマである「森とのつながり」にマッチしている環境に配慮した品物が揃っています。ドイツメーカーによる木製のオーナメントやおもちゃ、ヴィンテージのペン先をアップサイクルしたピンブローチセットなど。厳しい出展審査を通過したお店によるこだわりの逸品が並びます。
ここでも嬉しいポイントは出展者に仕入れやものづくりへの思いを直接質問できること。ふらっと立ち寄って人やモノとの一期一会を楽しみましょう。
赤坂蚤の市in ARK HILLS
日時:12月12日(日)11:00~16:00
場所: アーク・カラヤン広場
イベントには「私によくて、世界にイイ。」が一杯!
他にも見逃せないのは、館内のレストラン7店によるスペシャル企画です。現在、おうちクリスマスを豊かにしてくれる「ARK HILLS CHRISTMAS HAMPER~心あたたまるひとときを。アークヒルズのクリスマス。~」を実施。
「Bubby’s New York ARK Hills」が提供しているニューヨーカーのボリューミーな家庭料理です。見た目も味も満足できるクリスマスコンボはインスタ映え間違いなし。他の店舗もとっておきのテイクアウトメニューを用意しています。ぜひ下記のサイトをチェックしてみて。
開催日程:~12月25日(土)
参加店舗: ウルフギャング・パック ピッツァバー、アークヒルズカフェ、Bubby’s New York ARK Hills、タコリッコタイ料理、チャンロイkaaw、Brianza 6・1、RUBY JACK’S Steakhouse & Bar
竹田さんからのメッセージ「私によくて、世界にイイ。」
最後に竹田さんは「私によくて、世界にイイ。」というethicaのテーマになぞらえて、「『私によい』という点で言うと、マルシェや蚤の市には普段の生活で味わえない素敵な出会いが待っています。出店者との何気ない会話から、彼らの思いやサステナブルなものづくりのプロセスについて知識を深めることができるのが特徴ですね。そして、『世界にイイ。』という意味では、昨年のクリスマスツリーを再利用するなど会場全体で、資源の循環や森ビルが街づくりで掲げるテーマ『都市と自然の共生』について体感して頂ける点です」と力を込めていました。
イベントのそこかしこに楽しさと環境にまつわるメッセージが溢れています。デート、ファミリー、一人でも楽しいクリスマスイベントは今月25日(土)まで。これはもう行くしかありません。
ARK HILLS CHRISTMAS 2021
森ビル株式会社 タウンマネジメント事業部 運営部 アークヒルズエリア運営グループ 竹田真菜
早稲田大学卒業後、2018年森ビル株式会社入社。住宅事業部にて、賃貸営業職に従事した後、2019年より現職。現在はアークヒルズ運営グループにて、ヒルズマルシェをはじめ、季節のイベント企画やコミュニティ運営業務などを通して、持続的な街の賑わいを推進している。
記者:エシカちゃん
白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp