娘の姿にちょっぴりジェラシー
そんな夫ですが、趣味の釣りのおかげで、なんと魚はさばけます。
ちょうど前日に、スーパーの特売で買っていた尾頭付きの鯛が冷蔵庫に。
スマホを片手に「うわ、これうまそうやなぁ」「この材料ある?」「調味料、どこに入ってるかわからん!」とかなんとかつぶやきながら、せっせと鯛の塩焼きにマース煮(塩味の煮付け)、サラダ、そしておみそ汁とごはんを作ってくれました。
夫が調理している合間に、私と娘はお風呂に入りおもちゃでひと遊び。
いつもなら「ちょっとまってね」と娘の要求を断ることの多いこの時間帯に、しなくてはいけないことを気にせず娘の相手をできるなんていいなぁ……と、普段と違う過ごし方になんだかそわそわ。
台所のカウンター越しに見え隠れする夫の姿にも、「できたでー」の声で食卓に向かうとごはんが並んでいることにも、いちいち感動する私なのでした。
夫が作ってくれたごはんはとっても美味しくて、このところ「これきらーい」「はっぱのおやさいいらーん」とやや反抗期(?)だった娘も、「めっちゃおいしいなぁ!」とおみそ汁をぐびぐび飲み干し、鯛も全部食べ尽くす勢いでおかわり。
そんな娘の姿にちょっぴりジェラシーも感じつつ、ひっさびさに夫に作ってもらったごはんが、それはもう嬉しくて美味しくて、一口ひとくち幸せを噛みしめた母の日となったのでした。