今回、お勧めしたいのは、沖縄、日光でのサステナブルな旅行体験。大自然を楽しみながら、サステナビリティに触れてみましょう。(記者:エシカちゃん)
沖縄の「サンゴの村」でサステナブルツーリズムを満喫!
まずは、沖縄県の恩納村・瀬良垣島にあるハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄が12月1日(木)から提供している体験プログラム「世界一サンゴに優しい村・恩納村を自転車で巡り、学ぼう!」をご紹介します。電動自転車で恩納村の農園や施設を巡り、村によるSDGsへの取り組みを楽しみながら学べます。
恩納村は日本有数のリゾート地です。2018年に「サンゴの村」を宣言し、世界一サンゴにやさしい村づくりを進めています。プログラムでは、サンゴや美しい海を守るための活動を体験できます。
赤土の浸食からサンゴ礁を守る「Honey&Coralプロジェクト」に参画している農家を訪れ、ミツバチとサンゴの意外な関係を学べる「養蜂農家見学プログラム」。普段は公開していない養蜂活動や、赤土対策の活動、季節の野菜と花々を見学できます。地元農家は赤土の流出を防ぐためにベチパーや季節ごとに花々を栽培し、その花を蜜源としてはちみつを採取しています。サンゴを守るための農業について地元の方から直接聞くことのできる貴重な機会です。時期によっては採れたてのはちみつを試食できます。
「養蜂農家見学プログラム」
開催日:月曜日、火曜日、金曜日(一部除外日あり)
開催時間:9:00~、14:30~
所要時間:90分(移動時間含む)
料金:大人6,215円(税込)、 小人(8歳~11歳)4,972円(税込)
参加人数:2名~5名
そして、サンゴ礁の保全に貢献できる「サンゴ苗作り体験プログラム」。赤土の流出や海水温の上昇による白化現象、オニヒトデの食害で減少しつつあるサンゴ礁。村の漁協が独自に編み出した保全方法に沿って、村の海域に植えるサンゴの苗作りを体験できます。
「サンゴ苗作り体験プログラム」
開催日:月曜日~日曜日(一部除外日あり)
開催時間:9:00~、14:30~
所要時間:120分(移動時間含む)
料金:8歳以上9,944円 (税込)
参加人数:2名~5名
開催場所:沖縄ダイビングサービス Lagoon
「沖縄科学技術大学院大学キャンパスツアー」(1月中旬より開始予定)
恩納村にメインキャンパスを構える沖縄科学技術大学院大学(OIST)のサンゴ研究について学べる「OISTキャンパスツアー」。ホテルから大学までの片道約7㎞のコースをホテルのインストラクターとサイクリング。自動車によるCO2の排出をカットしながら、ペダルをこいで景色を楽しむ時間は代えがたいものです。大学に到着すれば、物理学、化学をはじめとした幅広い分野で実績を誇るOISTの研究員たちが研究内容を解説しながら、施設を案内してくれます。「OISTキャンパスツアー」は来年1月中旬より開始予定で、詳細はホテルの公式サイトで発表します。赤土や泥が付きやすいため、汚れても良い服装でエンジョイしましょう。
ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄は、今後もサステナブルツーリズムの企画に注力していくそう。四方を美しい海に囲まれたリゾートホテルでサステナビリティについて楽しく学びましょう。
ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄 公式サイト
https://www.hyatt.com/ja-JP/hotel/japan/hyatt-regency-seragaki-island-okinawa/okaro
鬼怒川の会員制リゾートで贅沢かつエシカルな料理を味わう
12月9日(金)に開業した会員制リゾートホテルの「東急ハーヴェストクラブ VIALA鬼怒川渓翠」。こちらのホテルは、都心から2時間ほどでアクセスできる鬼怒川・日光エリアにあり、日光東照宮やいろは坂、中禅寺湖といった観光名所へ気軽に足を伸ばすことができます。全ての客室に温泉露天風呂を完備、鬼怒川渓谷の雄大な自然を感じながらの入浴は至福の一時です。
レストラン 「炅」では、薪の火で食材の旨味をじっくり引き出す調理法を採っています。「地域や社会へのつながり」をコンセプトに、 料理長自らが北関東や東北の生産者からこだわりのローカル食材を調達。地元で採れたとちぎ和牛やいちご、たまり漬け、みそに加えて、東日本大震災の被災地を支援するために三陸地方の魚介類を用いた「持続可能」な美食メニューを提供しています。フードロスをなくすために規格外の野菜を活用し、調理用の薪木は地域の間伐材を使用、既存のホテルで使わなくなったカトラリーや食器を再利用し、前菜のプレートには「日光東照宮のご神木」を用いています。そのほか、植林活動への寄付を行うなど、本当にたくさんのサステナブルな取り組みに力を入れているのです。
地元ならではの魅力的な商品を提供している SHOP「会(かい)」。レストランで使用している食器や食材のほか、東照宮の御神木、鹿沼組子、日光杉を活用した工芸品、益子焼のテーブルウェア、栃木レザー、発酵食品などの特産品をラインナップしています。栃木県産の無農薬小麦や那須千本松牧場のヨーグルト、発酵バターをふんだんに使った「オリジナルブリオッシュ・キャレ」 はホテルを訪れたら食べておきたい逸品です。
お部屋は和室や洋室、ペット同伴で宿泊できる客室など、バリエーション豊富。Wi-Fi環境やモニター付きのテレワークブースを完備するなど、仕事をしながら観光を楽しめる、今流行りのワーケーションにも対応しています。また、100%再生可能エネルギー由来の電力を使用予定という点はエシカル的にも満足です。思い切って会員になり、鬼怒川の豊かな自然を満喫したいですね。
記者:エシカちゃん
白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティを提案していこうと思います。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp