エシカル=思いやりとよく言われますが、これは「相手」に向けて使われることが多いですよね。でも、この「思いやり」はやはり自分へのベクトルとしても機能しなくてはいけないと思うのです。自分は悲惨な状況でも、相手が幸せだったら良いなんて関係は長続きしません。お互いwin=winの関係だからこそ、生まれる幸せがエシカルだと思います。
先日、協力させていただいたイベントが、目標を遥かに超えて大成功に終わりました。このイベントのためにみんなで協力した時間はとても長く、ミーティングもいっぱいしましたし、細部まで確認し合うメールの嵐でしたが、当日はだからこそ、スムーズに物事が運んだのではないかなと思います。特に印象的だったのが、そこに関わる全てのスタッフがみんなのために行動していたこと。そしてなにより、自分も輪に入って楽しんでいたことでした。新鮮なエシカルな働き方を間近に体験できてとても良い機会になりましたし、逆にパワーをもらいました。やはりそこには、「ありがとう」という言葉は飛び交っていましたし、みなさんが仕事をしながらも笑顔の絶えない現場でした。終わった後の充実感は半端なかったですねぇ。なんか、学生の頃に好きな子と遊んだ帰り道のような。少し寂しくて、でも頭の中はまだあの楽しい時間で満たされていて。久しぶりにそんな気持ちになれてすごく感謝しています。なんとか、これを次の自分のステップにして、環境を良い方向に変化させていきながら、お仕事していきたいと思いました。
せっかくです、みなさん! 自分を労ってみましょう。そして、周りの同期や職場、家族に「ありがとう」「がんばってるね!」「いいね!」と声をかけてみてはいかがですか? 最近はお天気も良いですし、気分も上がりますよね。そんな気分のまま、相手に一言素直な気持ちを掛けられたら、すごく円滑にものごとがまわるような気がします。
本記事はETHICAL FASHION JAPANに2014年5月15日に掲載されたものです。http://www.ethicalfashionjapan.com/2014/05/thank-you/