5月は母の日でしたし、今月は必ず1回は「ありがとう」と言うのではないでしょうか? あらためて、自分の素直な気持ちを相手に伝えるというのは、お互いにとって気持ちの良いものですよね。
今回は「エシカルな働き方」について考えてみようと思います。イギリスにいた頃から気になっていたのですが、始めたてのまだまだ小さいブランドを起こしたばかりのときは、いつかの至福の環境を夢みて今はがんばろう!って思うものですよね。仕事の時間に制限はなくなり、プライベートと仕事の区別ができなくなる。とにかくがんばる! ということだけを考えて奮闘する。あるエシカルデザイナーは、自分の部屋を完全アトリエにしてしまい、ベッドも売り、自分は使用済みマテリアルの上で寝るという生活をしていました。
聞いただけで、過酷な労働環境ですよね。その人は途上国にフェアトレードでものづくりをしていますし、リサイクルも取り入れてデザインをしているのですが、自分のことは二の次。これでは「エシカル」とは呼べませんよね?