(第50話)家族でアナログゲームを楽しむ。ごきげんな休日の夜の過ごし方【連載】かぞくの栞(しおり) 暮らしのなかで大切にしたい家族とwell-being
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(第50話)家族でアナログゲームを楽しむ。ごきげんな休日の夜の過ごし方【連載】かぞくの栞(しおり)

心身ともに健康で、社会的にも満たされた状態であることを意味する「well-being」。

一人ひとりがwell-beingであることが、社会や環境をより良くしていくことにつながるのだと思います。

では、「私にとって良い状態」ってどういうものなんだろう?

そのヒントは、意外と何気ない日常の中に散りばめられているのかもしれません。

新しく何かを始めるのも大切だけど、まずは身近な人や自分が「ごきげん」でいることから。

家族と過ごすなかで感じる、そんな一瞬一瞬を切り取って、綴っていけたらと思います。

家族で楽しむアナログゲーム

最近、わが家のプチブームはアナログゲームです。

日曜日の夜、食事を終えて片付けも済ませたらリビングに集合!

 

絵合わせカード、すごろく、かるた、ボードゲームなど、その都度娘が「これやりたい!」と持ってきたゲームを家族で楽しむのが恒例になっています。

 

最初のころはちょっとでも負けそうになると「おしまいする!」と拗ねたり、ルールと違うことをしたのを指摘されて怒ったり、何度やっても勝てないのが悔しくてシクシク泣いたり(ハンデはつけても、わざと負けることはしないのがわが家のルールです(笑))……と、ルールのあるゲームをするのが難しかった娘ですが、回数を重ねるにつれて、一緒に楽しめるようになってきました。

 

ここ最近の娘のお気に入りは絵合わせカード。さすがの記憶力で、「え!? そんなとこにあった!?」と私たちもびっくりするほどカードの場所をよく覚えています。

先日はついに娘が一番多くカードを取り、自信満々な笑顔で誇らしげな様子に嬉しい成長も感じたのでした。

休日の夜に家族でアナログゲームを楽しむ。

なんてことのない日常の一コマですが、その時間を意識して取るようになってから、家族で過ごす休日の夜の質がぐんと心地よいものになったように感じています。

 

お休みの日、日中遠出をしたり予定を詰め込みすぎると帰宅後も慌ただしく、気持ちに余裕がなくてイライラしたり疲れの抜けないまま一日が終わってしまう……ということも少なくありません。

 

ゲームの時間を「お楽しみタイム」と称して、その時間を確保するために早めに帰ることを心がけたり、帰宅後も、夕食の準備片付けやお風呂をスムーズに終えられるようみんなで協力するようになった結果、気持ちと時間の余裕も生まれ、家族みんなでごきげんに過ごせるようになりました。

いつもなら「お片付けするよー」と何度声をかけても一向に進まない娘の動きも、「お楽しみタイム」のためならびっくりするほどスムーズです(笑)

 

アナログゲームのいいところは、家族で同じ時間を共有できること。

また繰り返し遊ぶことで、娘が体験的に学んでいく様子や、心の成長など変化を間近で感じられるのも醍醐味だなぁと感じます。

 

何より(!?)おままごとやごっこ遊びの相手をするのが苦手な私と夫にとって、カードゲームやボードゲームは娘と一緒に「楽しい」を共有できる救世主のような存在でもあるのでした。

ゲームを1時間ほど楽しんだら、絵本を読んで娘は早めにお布団へ。

娘の寝たあとは、温かいお茶とお菓子をお供に夫婦で映画を観たり、それぞれ趣味の時間を楽しんだりしつつ、新たな一週間を気持ちよく迎えられるよう、私たちも早めの就寝を心がけています。

 

お休みの日をどう過ごすか。

日中にフォーカスしがちな休日の過ごし方ですが、夜の時間をゆったりと気持ちよく過ごせるよう工夫するようになって、家族で過ごす時間がより心地よく充実したものになりました。

 

「明日からまた慌ただしい平日がはじまるのか……」とちょっぴり憂鬱になりがちな日曜日の夜こそ、自分や家族の心を満たしてくれるルーティンを心がけてみるのはいかがでしょうか?

今回の連載は如何でしたでしょうか。バックナンバーはこちらからご覧頂けます。

【連載】かぞくの栞(しおり)

季子(キコ)

一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。

産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。

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私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
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季子(キコ)

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