ファッション業界の環境汚染が深刻化するなかで、化学繊維・薬品を使わないファッションの在り方に注目が集まっています。サステナブルな暮らしを提案するブランド「PRISTINE(プリスティン)」は、環境にも、人の肌にも優しいオーガニックコットンを使用したコレクションを展開中。グリーンコットンの糸を鉄媒染加工して織り上げたポプリンの生地を使った2023春コレクションを是非チェックしてみて。(記者:エシカちゃん)
優しい色合いが特徴の「カラードポプリンシリーズ」
2023春コレクションのテーマは「大地の恵み」。大地の恵みであるコットンへの感謝を込めて作られたという今回のコレクションで新たに登場したのが「カラードポプリンシリーズ」。オーガニックのグリーンコットンを鉄媒染加工した「ポプリン」という生地を使用したシリーズです。
カラードポプリン ビッグシャツ
24,200円(税込)
カラードポプリン ボックスタックパンツ
26,400円(税込)
カラードポプリン フレアシャツワンピース
44,000円(税込)
カラードポプリン オールインワン
33,000円(税込)
媒染加工とは、染料を安定化させる作業のこと。天然染料で染め上げた生地を鉄媒染加工することで、色を定着させることができます。大きなメリットは、化学染料を使わなくて済むこと。環境に負荷をかける素材をできるだけ排除することで、地球に優しいものづくりを実現しています。
紫外線に弱く、染色してもすぐに色あせてしまうグリーンコットンですが、鉄媒染加工を行うことで色を定着させることが可能に。その結果、落ち着きのある独特なグレイカラーが誕生したそう。肌触りがよく、軽やかな生地で、春らしい雰囲気を演出してくれます。
「カラードポプリンシリーズ」ができるまで
製品が生まれるのは、兵庫県の北播磨地域にある染物屋「東播染工」。200年以上も受け継がれる「播州織」の生産地であるこの場所では、国内の先染織物の70%以上が生産されているそう。特に「東播染工」は、染色から、織り、加工までを全て自社で行う珍しい会社です。
天然の染色の難しいところは、色が均一に出ないこと。同じ方法、同じ環境で染めても生まれて色むらが出てしまうのです。そんな難しい作業を行うのが、現場の職人さんたち。釜に逐一目を通し、染色具合を確認していきます。
そうして生まれるのが、「カラードポプリンシリーズ」まさにプロフェッショナルたちの仕事の結晶です。
着こめば着込むほど、その人の個性が出る服を着こなしに取り入れてみては。
記者:エシカちゃん
白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティを提案していこうと思います。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp