大量生産大量消費への違和感から、近年では長く使える道具として工芸や民芸に注目が集まっています。工芸品の特徴は、そこに作り手たちの想いが込められていること。そんなものづくりの「言葉たち」に着目するのが、工芸や手仕事の作り手を紹介する展示販売会「DIALOGUE」です。今年度は2023年3月8日(水)〜11日(土)の4日間「ホテル カンラ 京都」で開催。多様な作り手たちの多様な「言葉」に触れてみては。(記者:エシカちゃん)
「Kyoto Crafts Exhibition DIALOGUE」の魅力
2018年よりスタートした「Kyoto Crafts Exhibition DIALOGUE」は、今年で6回目の開催。伝統と日常生活の文化が息づく工芸の都、京都で開催されるこのイベントでは、日本全国から多様なバックグランドを持ったものづくりの作り手たちが一同に集まります。出展事業者はなんと57ブランド。多様な背景を持ったものづくりを発信する作り手たちが集結しています。
工芸や手仕事の一番の特徴は、自然の中から素材を見つけ、それを長く使える道具に変えること。自然環境との共生が叫ばれるなかで、人間の文化と自然環境の持続可能な関係性に関する大事なヒントが、工芸・手仕事にはあるのではないでしょうか。
「DIALOGUE=対話」をキーワードに、次の100年に繋げていきたいものづくりに着目し、対話を通して作り手たちと消費者、人間と地球、さまざまなアクターの間の交流の場を創造することが、このイベントの魅力と言えます。
「対話×ものづくり」のトークイベントも同時開催!
さらに期間中は、トークイベントも開催。さまざまな分野で活動するゲストが、「ものづくり」にまつわるトークを披露します。対話を通して、ゲスト同士だけでなく参加者も含めた、ものづくりへのコミットメント(関わり)ができる内容だそう。
テーマ
作り続けること、使い続けること
開催日時
3月8日(水)14:00-15:30
ゲスト
三谷武 氏(MITTAN)
中川周士 氏(中川木工芸)
鞍田崇 氏(明治大学 理工学部 准教授)
テーマ
地域の魅力を見つける・届ける
開催日時
3月9日(木)14:00-15:30
ゲスト
新山直広 氏(TSUGI代表/クリエイティブディレクター)
並河杏奈 氏(一般社団法人Fogin)
堤卓也 氏(堤浅吉漆店)
光川貴浩 氏(合同会社バンクトゥ代表/編集者)
テーマ
福祉と工芸
開催日時
3月10日(金)14:00-15:30
ゲスト
岡部太郎 氏(一般財団法人たんぽぽの家 常務理事)
山下完和 氏(社会福祉法人やまなみ会 やまなみ工房施設長)
米原有二 氏(京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター長)
また、ウェブサイトでは「DIALOGUE」参加者におすすめのスポットやイベントが、「FRIENDSHIP」と題して紹介されています。開催期間中に、京都の他のイベントを覗いてみるのもいいかも!
Kyoto Crafts Exhibition DIALOGUE 開催概要
会期
3月 8日[水] 11:00-18:00(BUYERS DAY)
3月 9日[木] 11:00-18:00(BUYERS DAY)
3月10日[金] 11:00-20:00(MARKET DAY)
3月11日[土] 11:00-17:00(MARKET DAY)
※8日、9日のBUYERS DAYは招待状のある方のみ入場可能
※MARKET DAYのみ入場料 1,000円(税込)
※出展商品が購入できる500円分のショッピングチケット付き
※会期中何度でも入場可能
会場
ホテル カンラ 京都
京都市下京区烏丸通六条下る北町190
公式サイト:https://dialoguekyoto.com/
Instagram:https://www.instagram.com/dialogue_kyoto
出展事業者一覧
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記者:エシカちゃん
白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp