ますます進む衣料品のファストファッション化。環境に負荷がかかるのはもちろんのこと、日本の持つ高い生地生産・縫製技術の後継者が不足するという事態をも引き起こしています。今回新たに誕生したブランド「j.(ジェイドット)」は、徹底して“Made in JAPAN”を追及。高い品質を活かして、シンプルでありながらモードな魅力をもったアイテムたちを展開しています。日本の職人技が詰まった服、要チェックです!(記者:エシカちゃん)
日本の優れた生地と高い技術力を活用して、「絶滅危惧」の国産服をもう一度。
ファストファッション化が加速し、かつて主流だった国産服はますます減少しています。本繊維輸入組合が発表した「日本のアパレル市場と輸入品概況2022」によれば、現在の国産服の割合は1.8%。一方で、世界の名だたるメゾンは、日本の高い技術力を評価し、日本産の生地を使用しているという面も。
“Made in JAPAN”の最大の魅力は、まるでシルクのような質感の布地や、デザインにとって命であるシルエットをしっかりと保つ生地のハリ感。これらは高い技術力をもっていなければ実現しません。世界中のメゾンが評価する日本の強みを再認識したところから、「j.」は生まれたといいます。
トレンドに左右されない、シンプルかつモードな大人の女性を演出
「j.」のデザインは、シンプルでいてモード。普遍的なデザインを追及しつつ、トレンド服にも合わせやすい雰囲気を併せ持っています。日本の女性がいつでも、どこでも、そして誰でも着こなせる服を。日常に寄り添ったデザインで美しく彩ってくれるから、等身大でスタイリングができる優れものですね。
素材には、最高品質の国産生地を使用。世界中のトップメゾンが採用する日本産の最高級生地を主に使用しているそう。とくに今季の注目が、北陸の生地職人が手掛けた「オクタダブルクロス」という合繊生地。日本古来の「正絹」をイメージして作られたという「オクタダブルクロス」には上品な艶とハリがあり、服本来のシルエットを美しく魅せてくれます。
さらに、こだわりはパターンにも。デザイナーの谷川順子氏が手掛けた立体裁断は、エレガントな印象を演出。ブランドのアイコンアイテムである「マーメードスカート」は、日本の女性が気になりがちな下半身の曲線に合わせた設計に。
「シンプルなのにモード感があり、女性らしさが香り、全身を自然にスッキリ見せながら大人の自信が内面から光るようなデザイン」と語る谷川氏の、40年以上にわたるキャリアが詰まった至極のクリエーションです。
2023年SSアイテムの一部を紹介!
オクタダブルクロス・立体ジレ/ワイドパンツ
中空糸を用いることで他にはない軽さを実現。絹の艶感と抜群のシルエットで、体型を問わない着こなしが可能に。
オクタダブルクロス・バックリボンブラウス
立体裁断が美しいトップス。ふっくらとした見た目ですが、着用すると洗練された印象に。まるで風を含んだような生地の立ち上がりが魅力。
スラブ綿ツイード・ノーカラージャケット/スカート
オーガニックコットンをベースに綾織りという技術で縫製したツイードのセットアップ。長時間着用しても疲れない軽さで、正装はもちろんのこと、ドレスダウンにもぴったり。
エアシルク・フォルムコート
立体的なフォルムが特徴の、軽く艶のあるシルク混のノーカラーコート。都会の洗練された印象を持ちながら、背中のリボンが抜け感を演出します。
さらに、ブランドのローンチにあわせて、関東・関西エリアの百貨店で期間限定のPOPUPストアが決定。こちらもあわせてチェックしてみて!
【POPUP出店先一覧】
関東エリア
・日比谷シャンテ
期間:2023年3月2日(火)~3月26日(日)
住所:東京都千代田区有楽町1丁目2−2
関西エリア
・阪急百貨店うめだ本店
期間:2023年3月15日(水)~3月21日(水)
5月31日(水)~6月6日(火)
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7
・大丸心斎橋店
期間:2023年4月5日(水)~4月11日(火)
住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1丁目7-1
「j.」ブランド公式サイト:https://www.jdot.jp/
記者:エシカちゃん
白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp