映画「エッフェル塔~創造者の愛~」公開記念 東京タワー点灯式を挙行
独自記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
映画「エッフェル塔~創造者の愛~」公開記念 東京タワー点灯式を挙行

左から、寺島しのぶと長男の寺嶋眞秀、フィリップ・セトン駐日フランス大使 Photo=Kentaro Ohtani (TRANSMEDIA) 

映画「エッフェル塔~創造者の愛~」の3月3日からの公開を記念した東京タワースペシャルライティング点灯式が1日夜、東京タワーで行われました。今年はエッフェル塔建設の立役者であり、この映画の主人公でもあるギュスターヴ・エッフェル氏の没後100年。メモリアルな年ならではの日仏の懸け橋にふさわしいイベントとなりました。(記者:エシカちゃん)

映画「エッフェル塔~創造者の愛~」

映画はエッフェル塔完成の陰に秘められたギュスターヴ・エッフェル氏の愛と情熱の物語。

© 2021 VVZ Production – Pathé Films – Constantin Film Produktion – M6 Films

フランス革命100周年を記念して開催されるパリ万博のモニュメント

芸術の都パリのシンボル、かつ世界で最も有名な観光名所の1つ、エッフェル塔がパリ万国博覧会の最大の呼び物として建造されたのは1889年のこと。

© 2021 VVZ Production – Pathé Films – Constantin Film Produktion – M6 Films

アメリカ独立100周年を記念してフランスから送られた自由の女神

高さ300m・100%鉄製という、当時では異例尽くしの巨大な建造物の設計に挑んだのはニューヨーク・自由の女神の設計者としてすでに名声を獲得していたギュスターヴ・エッフェル氏でした。

© 2021 VVZ Production – Pathé Films – Constantin Film Produktion – M6 Films

© 2021 VVZ Production – Pathé Films – Constantin Film Produktion – M6 Films

生涯忘れることのできない1人の愛する女性への想い

彼の指揮のもと華々しいスタートを切ったのも束の間、完成までの日々はまさにいばらの道でした。ついには資金も不足し、このままでは建造中止という事態にまで突き進んでしまいそうになる中、彼は生涯忘れることのできない1人の愛する女性への想いから1つ1つの難題をクリアし、途中であきらめることなく偉業を成し遂げたのでした。

東京タワーがトリコロールカラーに!

点灯式にはフランス人の夫を持つ女優・寺島しのぶさんと5月に初代尾上眞秀を名乗って歌舞伎座で初舞台を踏むことになっている長男・眞秀君の他、フランスから来日したギュスターヴ・エッフェルの6代目の子孫にあたるイエットマンエッフェル・サバン氏と日本人妻の由紀子さん、2人の子どもが出席、東京タワーをフランスのトリコロール色にライトアップしました。

左から、ギュスターヴ・エッフェルの末裔であるイエットマンエッフェル・サバンと長男のイエットマンエッフェル・アリオン、イエットマンエッフェル・由紀子と次男のイエットマンエッフェル・アシル

Photo=Kentaro Ohtani (TRANSMEDIA) 

左から、寺島しのぶと長男の寺嶋眞秀、フィリップ・セトン駐日フランス大使

今回、映画のアンバサダーを務める寺島さんは、

「いろいろな要素が入った素晴らしい映画ですね。どの時代であっても1から立ち上げるということは本当に大変なこと。自分を信じてパリにこんな塔を立てなきゃいけないんだというその信念、そして、ゼロから造り上げていって皆に慕われたり裏切られたりしながらも、自分を信じて突き抜けていく彼の勇気は素晴らしいものだと思いましたし、私たちにも通じるものだなと思いました。人が歩んだ道ではなくて、新しい道を切り開いていくという、その勇気をこの映画から教えていただいたような気がします」

とコメント、サバン氏も、

Photo=Kentaro Ohtani (TRANSMEDIA) 

「とても感動しました。というのは、私の祖先が肉体を持ってそこに存在しているから。この映画ではロマン・デュリスさんの熱演のおかげでギュスターヴ・エッフェルという人物がエネルギーとパッションを持ってスクリーンに登場しています。ゼロからこのような偉業を成し遂げたんだということを知ることができて感動しました。この映画を見ていただくことで日本の方々に何かしら大きなプロジェクトを行うインスピレーションを与えることができればいいですね」

と興奮気味に語っていました。

また、イベントの最後には出席者を代表として寺島さんが再びマイクを握り、

「ギュスターヴ・エッフェルさんの没後100年というとてもメモリアルな時期だけに、日本だけではなくて世界中でドキュメンタリーをやったりなどいろいろなプロジェクトが予定されているそうなので、世界中がエッフェル塔に再注目するのではないかと思います。この映画を見たことによっていつも見るエッフェル塔を改めて違った角度からとらえられるはずなので、ぜひ映画をご覧になっていただければと思います」

と笑顔で締めくくっていました。

記者:エシカちゃん

白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

エシカちゃん

このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
冨永愛 ジョイセフと歩むアフリカ支援 〜ethica Woman Project〜
独自記事 【 2024/6/12 】 Love&Human
ethicaでは女性のエンパワーメントを目的とした「ethica Woman Project」を発足。 いまや「ラストフロンティア」と呼ばれ、世界中から熱い眼差しが向けられると共に経済成長を続けている「アフリカ」を第1期のテーマにおき、読者にアフリカの理解を深めると同時に、力強く生きるアフリカの女性から気づきや力を得る...
持続可能なチョコレートの実現を支える「メイジ・カカオ・サポート」の歴史
sponsored 【 2025/3/19 】 Food
私たちの生活にも身近で愛好家もたくさんいる甘くて美味しいチョコレート。バレンタインシーズンには何万円も注ぎ込んで自分のためのご褒美チョコを大人買いする、なんてこともここ数年では珍しくない話です。しかし、私たちが日々享受しているそんな甘いチョコレートの裏では、その原材料となるカカオの生産地で今なお、貧困、児童労働、森林伐...
【ethica Traveler】  静岡県 袋井市の旅 おいしいもの発見!
独自記事 【 2025/3/20 】 Work & Study
日本列島のほぼ真ん中で、駿河湾を囲むように位置する静岡県。その中でも、太平洋に面する西の沿岸部に近いところに袋井(ふくろい)市があります。東西の交流地点として、古くから人や物や情報の往来を支えてきた袋井市は、高級メロンやリゾート、由緒正しき寺院など、未知の魅力がたくさんあるユニークな場所です。今回は、そんな袋井市の中で...
【ethica Traveler】 連載企画Vol.5 宇賀なつみ (第4章)サンフランシスコ近代美術館
独自記事 【 2024/3/20 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。 本特集では、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブ...

次の記事

京都で「ととのう」感動体験を!心も体も癒される2つのコンセプトルームがスタート
ザ・キャピトルホテル 東急「サステナブル テーブル 持続可能な美食の探求 最終章 ウェルビーイング」 体験レポート

前の記事

スマホのホーム画面に追加すれば
いつでもethicaに簡単アクセスできます