約2年間に渡って連載した「かぞくの栞」は、今回で最終話となりました。
一番身近な存在であり、多くの時間を共に過ごす「家族」。
よりよい関係でありたいと願いながらも、ぶつかったり、落ち込んだり、悩んだり。そんな日々のなかでも、お互いの心地良さが重なり合うところで、ごきげんに過ごせたひとときや相手のことを思い合う瞬間、大切にしたいと感じた瞬間。
「かぞくの栞」は、そんな一瞬一瞬を書き記した、道標のようなものでした。
「家族ってなんだろう」「ウェルビーイングってなんだろう?」と問い続けた旅も、ひと区切り。
最終話の今回は、紆余曲折を経るなかで見えてきた「わたしたち(家族)にとってのウェルビーイング」を育むために大切にしたいと感じたことについて、綴っていけたらと思います。