サステナビリティへの取り組みのなかで、近年はフェアトレードの商品が増えてきています。フェアトレードとは、貧困格差縮小のために途上国の生産者と先進国の消費者が対等な立場で取引を行うこと。クロスホテル札幌は、5月のフェアトレード月間に合わせて、フェアトレード商品を体験できる宿泊プランの予約受付を開始しました。世界中の商品をサステナブルに楽しんでみて!(記者:エシカちゃん)
ホテル滞在を楽しみながらフェアトレードに触れる特別ステイ
今回の宿泊プランは、適正価格で取引された世界中の商品が楽しめるサステナブルなプラン。客室に、世界各国から集まったフェアトレード商品が設置されています。
1つ目は、国際協力NGO「わかちあいプロジェクト」がフェアトレードで輸入した、南アフリカ共和国産の白ワイン「Palesa」。肥沃な土壌で育てられた力強い葡萄を原料に、トロピカルな香りと爽やかな酸味を実現したブランです。透き通るような色合いとは裏腹に豊富な香りを含んだ、しっかりとした味わいが特徴。
実際にフェアトレードの実施によってコミュニティ開発が進行しているそうで、2018年には生産地の地域ではじめてコミュニティセンターがオープン。子供が教育を受けたり、人びとが自由に集まれる施設が誕生しました。
2つ目は、フェアトレードでブランド化した、カンボジア産の特大カシューナッツ「モエ・カシュー」も。通常のものよりも大きく、味もしっかりとしているカシューナッツです。
カンボジアのカシューナッツを日本でブランド化し販売することで、カシューナッツ農家に還元。カンボジアの農業の発展に寄与しています。
3つ目は、フェアトレード専門ブランド「ピープルツリー」のフェアトレードチョコレート。シンプルで飽きのこないおいしさ、カカオ本来の香りが楽しめます。
世界フェアトレード連盟から団体認証を受けている「ピープルツリー」は、途上国の生産者たちが、コミュニティの環境を守りながら持続的な生産ができるように支援を続けています。フェアトレードチョコレートは、中南米をはじめとした地域の小規模農家と取引することによって生まれた製品です。
天候に左右されやすい小規模農家は世界のカカオ豆市場の激しい価格競争には勝てません。ピープルツリーはそんな農家さんたちに正当な対価を払うことで、彼らの自立した生活を支援しています。
フェアトレードマーケットも開催中
加えて、ホテルロビーで開催中の「フェアトレードマーケット」で使えるチケット1000円分も!フェアトレードマーケットでは、フェアトレード商品約50種類が購入できます。フェアトレードチョコレートや、コーヒー、さらに手作りポーチやアクセサリーなど、さまざまな商品が取り揃えられているそう。
宿泊プラン概要
プラン名:ホテル滞在を楽しみながらフェアトレードに触れる特別ステイ
部屋タイプ:ツインルーム、ダブルルーム
宿泊期間:2023年5月1日(月)~6月30日(金)
料金:1名1泊 7,400円~(消費税・サービス料込み)※2名1室利用時
[内容]
①フェアトレードマーケットチケット1,000円分
②わかちあいプロジェクト南アフリカ共和国産白ワイン
③ピープルツリー「フェアトレードチョコレート」
④カンボジア産「モエ・カシュー」
フェアトレードマーケット概要
開催場所:クロスホテル札幌 2階ロビー
開催期間:2023年6月30日(金)まで
営業時間:午前8時30分~午後7時
[販売商品]
フェアトレードカカオを使ったチョコレート、ほっかいどうピーストレード「東ティモールマウベシ珈琲」、自社農園で自然栽培を目指している北海道の運送会社が厳選したカンボジア産カシューナッツ「モエ・カシュー」、インド製皮細工コインケース・ブックカバー、インドサリーの端切れを使った布雑貨 など
客室にある商品のうち気に入ったものをお土産に買うのも良し!ホテル滞在の間に、とことんフェアトレードを満喫してみては。
記者:エシカちゃん
白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp