ホテル業界は、食料廃棄やエネルギー消費などの面で、環境負荷が高いことで知られています。そんななか近年では、ホテルの在り方にも変化が。神奈川県の葉山町に位置する【葉山うみのホテル】では、環境に配慮したサステナブルな取り組みが進行中。その一部をご紹介します。(記者:エシカちゃん)
葉山うみのホテルとは
葉山うみのホテルは、「うみにあいにいく」をコンセプトにしたライフスタイル型リゾートホテル。水平線を一望できる客室や、ドミトリー式のキャビンを備え、最上階には人工温泉Horizon Onsenも。湯船に浸かりながら、江の島や富士山を見渡せる絶景風呂です。
1階には、地元の食材を使用した料理が楽しめるSAND BARが併設。ビールやオリジナルカクテルを愉しみながら、葉山の魅力を存分に楽しめます。
葉山うみのホテルのサステナブルな取り組み
そんな、葉山うみのホテルでは、さまざまな観点からサステナブルな取り組みが行われています。
例えば、プラスチックの削減に関しては、2023年5月より客室に設置していたペットボトルを全面廃止。そうすることで、年間16,000本削減を目指しています。
また、アメニティも環境負荷の少ないものに変更。プラスチックと「もみ殻」をブレンドし、プラスチック使用量を40%も削減した新たなアメニティを導入しました。アメニティの包装を紙に変更することで、全体として35%のプラスチック削減を実現しています。さらに、デザイン性や使い心地にも配慮が。ホテルでの使用後も持ち帰って繰り返し使えるようにという意図があるそう。
アメニティは、宿泊部屋からフロント前に移動。宿泊客自身が必要な分だけアメニティを取れるようにしています。
加えて、ホテル共用スペースにウォーターサーバーを設置することで、給水を身近に。ガラス製の浄水ボトルに給水して、部屋に持ち帰ったり、毎ボトルを持参すれば、外へ持ち歩くこともできます。
葉山うみのホテルの取り組みは環境への配慮だけではありません。
地域との繋がりとして、月一度、地域住民と一緒にビーチクリーン活動を実施しています。コミュニティ全体のサステナブルな取り組みなんです。ゴミを入れる袋は、客室にも設置されている不織布製のものなので、余計なプラスチック使用はありません。
うみのホテルという名の通り、海洋プラスチックの問題に真摯に向き合ってきた葉山うみのホテルだからこそ、こうした取り組みが大きな力を持つのかもしれませんね。
葉山うみのホテル
電話:046-854-7411
所在地:〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内251-1
交通:電車/新宿駅から湘南新宿線で逗子駅まで約1時間。逗子駅から京急バスで「清浄寺」バス停まで約7分。清浄寺バス停から徒歩すぐ。
運営会社:シマダハウス株式会社
客室構成:客室20室、BUNKROOM(キャビンタイプ)41室
料金:客室 1室2名 14,000円~/BUNKROOM 1室1名 5,800円~
ウェブサイトURL:https://www.umino-hotel.com/
Instagram:https://www.instagram.com/hayama_uminohotel/
Twitter:https://twitter.com/umino_hotel
記者:エシカちゃん
白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp