ethica編集部員の娘(6歳)が、様々なエシカルな体験を繰り広げていく、新企画「あむんが行く!」 “あむん”という名前の由来は、紀元前1000年頃より、二千年の長きにわたって栄えたマヤ文明のマヤ語からきています。意味は“森の神”。自然と親和性のある名前を持つあむんが、今後様々なエシカルな体験を繰り広げていきます。娘の成長とともに、エシカルな体験をレポートしていきますので読者の皆さまにも、あたたかく見守って頂けたら嬉しいです。
昨年のGWに続いて今年も、TBSで開催されるSDGsイベント「地球 を笑顔にする広場」へ取材に行ってきました!今年はその中でも、中央ステージで開催される企画の一つである「ふらっとこども電話相談室~SDGsウィーク公開収録in赤坂サカス~」に参加!当日来場した子供たちが日頃から疑問に思っていることを、ステージ上から先生役のゲストの方々に答えてもらいます。他にも様々なサステナブルな取り組みをしているコーナーがずらりと並ぶ予定で楽しそう!さっそくレポートしていきます。
【TBSのSDGsイベント体験企画】として全4回でお送りしていきます。
後編では、TBSラジオ「ふらっとこども電話相談室」にも出演もありますので、お楽しみに!
「ふらっとこども電話相談室」でしつもんしてみよう!
空腹が満たされたところで、今回参加を希望していた「ふらっとこども電話相談室」がメインステージで始まるとのことでさっそく観客席へ向かいます。「ふらっとこども電話相談室」は、TBSラジオで月曜~木曜午前中に放送されている「パンサー向井の#ふらっと」内のコーナー番組で、パンサー・向井慧さんが出演しています。タイトルの「ふらっと」には、誰でも気軽にふらっと立ち寄ってほしいという意味がこめられているそうで、肩肘の張らない感じに好感が持てます。
今日のイベントで登壇して子供たちの質問に答えてくれる先生役は3名。魚・海の領域を専門にしている岸壁幼魚採集家の鈴木香里武(カリブ)さんと、テレビ・ラジオ・ニュース・教育の領域を専門に回答してくださるTBSアナウンサーの蓮見孝之さん、そして、お天気・防災の領域が専門の気象予報士・防災士である長谷部愛さんです。司会は全国こども電話相談室 7代目電話のお姉さんを務める近堂かおりさん。頼もしい先生役の方々が壇上に登場し、客席も期待で湧き上がってきました。
各々の自己紹介がひと段落したところで、早速子どもたちからの質問タイム。聞きたいことがある子は挙手をします。すると「はーい!!!!」とたくさんの子どもたちの手が高く挙がります。あむんは恥ずかしそうにしながらも、当てられた子を見ては「つぎあげる!」と息巻いています。
子どもたちの質問は興味深く、どうして陸(の川)に住む魚と海に住む魚がいるのか?といった質問や、なぜ地球温暖化になるのか?といった大きな話から、男で髪を長く伸ばしていると色々人から心無いことも言われるけれどどうすれば良いのか、といった日頃身の回りで生じている悩みまで、幅広く、大人でも答えるのは難しい…そんな鋭い質問がたくさんあります。先生役の3名はとても丁寧に、ゆっくりと言葉を選びながらでも面白おかしくも回答をくれていて、会場には笑い声が響き、和やかな空気が広がります。そしてあむんにも質問のマイクが回ってきました!
あむんの質問は「どうして子どもは小学校へいくの?」でした。この春小学生になったばかりのあむん。お勉強が始まり、子どもの役目として学校へ行くというまさに自分の状況を聞いてみたかったようです。これは参った、という感じで吹き出してしまう先生方。なんて答えようかなぁ〜と首を傾げつつ、TBSアナウンサーの蓮見孝之さんが答えてくれます。
蓮見さん曰く、「義務教育だから」という言葉は、子どもに勉強させるのではなく「子どもが学ぶということを、大人が奪い取ってはいけない」という子どものために用意されているものなのだということを初めにやさしく説明します。それから、たくさんの人と関わる場としての機能、そして時間割があることで時間とルールを守っていろんなことを勉強できることも学校の良いところであることを伝えます。あむんはじっと真剣な表情で蓮見先生の顔を見つめて聞き入ります。
そして集団生活ではいろんな人と交われることで自分の得意不得意といった性格が浮き彫りになって、自分の長所を見つけたり、誰かの優れたところに気づけるようになって、そのことで人を褒める経験ができたり、といった新しい視座からの経験ができることも優しく説明してくれます。教科書で学ぶだけが勉強ではなく、人との関わり合いの中でいろんなことを学ぶのだ、ということが学校に行く意味でもあることを教えてくれました。あむんは自分の質問に答えがもらえてことで嬉しそうでした。
森と共に生きる サステナ電子ピアノを弾いてみた!
ステージでのイベントが終わり、再び各コーナーを見て回ると、あむんが電子ピアノを発見。一般的な電子ピアノと違って、鍵盤も土台の部分もペダルですらも、全てが木目調でできている家具のようなピアノです。あむんはピアノが好きなので、「弾いてみたい!」と試しに触らせてもらいます。
YAMAHAによって作られたこのピアノは、タンザニアにあるグラナディラと呼ばれるアフリカン・ブラックウッドで出来ています。原産地で利用されずに無駄になっているこれらの原材料を再生利用して有効活用し、かつ植林やコミュニティを作る新しいビジネスモデルを展開しているYAMAHAのサステナブル活動の一環で、こうしたピアノも作られているのです。環境にやさしい、そうした背景が素敵であるのはもちろん、見た目がとてもおしゃれで、手触りも気持ちよいというピアノとしてのデザイン性とクオリティの高さにも感激です。
新企画「あむんが行く!」について
ethica編集部員の娘「あむん」が、様々なエシカルな体験を繰り広げていきます。その名前はマヤ文明に由来し、森の神の意味を持つ。性格は明るくておふざけ好きのお調子者。「すみっコぐらし」と「ディズニープリンセス」が大好き。4歳の時からバレエを習っていて歌と踊りが得意。おうちでよくやる遊びは「舞踏会ごっこ」と「お医者さんごっこ」。好きな食べ物はイチゴ。
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